神戸の人気パティスリーがお引越し。続々登場する新作スイーツが見逃せない!
1997年創業の、神戸の人気パティスリー「Patisserie GREGORY COLLET(パティスリー グレゴリー コレ)」が、2018年1月に、元町商店街から北野・ハンター坂へ移転しました。注目すべきは、新しく就任されたパティシエの西嶋一力さん。フランス帰りの西嶋さんが作る新たなスイーツが話題を集めています。
洋菓子の街・神戸の人気パティスリーが移転
2018年1月に移転した「Patisserie GREGORY COLLET」。エキゾチックな異人館が多く残る、北野のハンター坂にリニューアルオープンしました。
高級感あふれる落ち着いた空間には、美しい生菓子やチョコレートが並ぶショーケースが。まるで、宝飾店を訪ねたような雰囲気に気分も上がります。
ライトダウンされた1階とは対照的に、2階は白を基調とした明るい雰囲気のカフェルーム。気になるスイーツを、ドイツの最高級紅茶ブランド「ロンネフェルト」の紅茶とともに楽しめます。
新任パティシエはフランス帰りの西嶋一力さん
今回の移転リニューアルにあわせて、新しくシェフに就任したのは西嶋一力さん。九州生まれの西嶋シェフは、東京の「ノリエット」、フランス・リヨンの「パトリック・ロザ」など、名だたる店で経験を積んだあと、洋菓子の町・神戸の「Patisserie GREGORY COLLET」にやって来ました。
まだ32歳の西嶋シェフですが、若い感性を生かしながら作る生菓子は、早くも大人気。「タルト・シトロン」、「パリブレスト」などクラシックなフランス菓子も多く、基本に忠実に作ることを意識しているのだとか。
もともと、「Patisserie GREGORY COLLET」のスペシャリテだった「アプソリュ」(594円)をはじめ、「アヴァンギャルド」(594円)や「ショートケーキ」(518円)など、これまでの人気スイーツもシェフによってプラッシュアップ!よりおいしくなって、ショーケースに並んでいます。
さらに、シェフオリジナルのスイーツも季節ごとに新作が増えて、ショーケースを華やかに彩ります。
シェフおすすめの夏のスイーツは?
ここで、シェフがこの夏おすすめのスイーツをいくつかご紹介します。
まずはこちら、「ピスターシュフレーズ」は、ヨーロッパ原産の品種のいちご・センガセンガナとフランボワーズを合わせたムースと、ピスターシュのムースリーヌがやさしい甘み。
こちらは、オレンジとグランマルニエが香る「サヴァランオランジュ」。生地に入ったオレンジの果肉や、隠し味のカルダモンやクローブがスパイシーでオトナの味です。スポイトの中身は、グランマルニエというリキュール。お好みで注入して。
ガラスの器に入った「マ・メルバ」もおすすめ。デザートワイン・ミュスカ ド カップコルスで作った桃のコンポート、ライチが香るムース・フロマージュ、ライチピューレを染み込ませたサバランを閉じ込めたフランボワーズのジュレが層になっています。見た目も涼しげで、夏にぴったり。
今後も、新作が続々登場の予感の「Patisserie GREGORY COLLET」。まだまだ目が離せそうにありません!
text:いなだみほ
photo:坂上正治
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。