銀座で“最もコーヒーの旨い店”と呼ばれたカフェが復活!

銀座で“最もコーヒーの旨い店”と呼ばれたカフェが復活!

食・グルメ カフェ コーヒー コーヒーゼリー バウムクーヘン おみやげ
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

約100年前、1920年当時にカフェ文化の中心地である銀座において「最もコーヒーの旨い店」と称さされていた「カフェ・ユーロップ」。当時の文化人や著名人が足しげく通う高級店であり、話題の店として数々の文献にも登場しました。数々の逸話を残し、伝説となっていたお店が時を経て、「GINZA SIX(ギンザ シックス)」に復活。銀座らしく、随所にこだわりがあふれています。

Summary

“最もコーヒーの旨い店”と評されたコーヒーとは?

一杯ずつ丁寧に淹れる。コーヒーはケーキなどとセットになっている
一杯ずつ丁寧に淹れる。コーヒーはケーキなどとセットになっている

コーヒーを復活させようとしたのはバウムクーヘンが有名な「ユーハイム」。レシピなどの資料を探したのですが、100年前のことなので記録がほとんど残っていなかったそう。そのため、お店の看板となる最も重要なコーヒーは、世界一とも言われるコーヒーハンター、José. 川島 良彰氏が監修しています。

コンセプトは「お菓子にあうコーヒー」。3種類の豆をブレンドし、浅煎りながらもコクとしっかりとしたボディを持った味わいが魅力。浅煎りにすることで豆のもつ華やかな風味がより一層感じられ、後味はすっきりという理想のコーヒーが完成しました。

おうちでもブレンドコーヒーが楽しめる。ボトルタイプ1728円。豆と粉タイプの両方を用意
おうちでもブレンドコーヒーが楽しめる。ボトルタイプ1728円。豆と粉タイプの両方を用意

3通りで楽しむ、味わい豊かなコーヒーゼリー

右から、銀座珈琲ゼリーセット1134円、マグカップ入りは1512円(カップは持ち帰り可)、テイクアウトは486円、マグカップ入りは数量限定で864円
右から、銀座珈琲ゼリーセット1134円、マグカップ入りは1512円(カップは持ち帰り可)、テイクアウトは486円、マグカップ入りは数量限定で864円

こちらでぜひ味わいたいのが、3通りの味を楽しめる「銀座珈琲ゼリー」。無糖のコーヒーゼリーは、まずはそのまま食べて「カフェ・ユーロップブレンド」の味と香りを、次に上に添えられたクリームをつけてマイルドな味わいを、最後にパネラというコクのあるコロンビア産の黒糖を加えてスイーツとしての味を堪能しましょう。パネラを加えることでシャリシャリし、食感の変化も楽しめます。

銀ぶらの後はクラシックな装いの店内でひと休み

日本と西洋の文化が融合するハイカラな街として栄え、同時にカフェ文化の中心地でもあった「銀座」。店内の装飾や照明などは、当時のモダンな雰囲気を再現しています。

銀座のカレーパイセット951円、テイクアウトは303円
銀座のカレーパイセット951円、テイクアウトは303円

当時の「カフェ・ユーロップ」には、ユーハイムの創業者であるカール・ユーハイム氏も働いていました。日本で長く生活していましたが、ライフスタイルは欧風だったそう。そんな氏が好んだのが、ドミグラスソースがベースのカレー。氏が愛した味を再現したカレーパイが味わえるのはココだけです。

コーヒーバウムクーヘンは1620円と2700円の2種類
コーヒーバウムクーヘンは1620円と2700円の2種類

コーヒーゼリーやカレーパイもお持ち帰りできますが、もうひとつ、おすすめしたいのがバウムクーヘン。生地と生地をコーティングするチョコレートに、ユーロップブレンドのコーヒー豆を細かく砕いたものを入れており、豆の食感と香りをダイレクトに味わえる“究極の”コーヒーバウムクーヘンに仕上がっています。

古き良き時代の香りが残る「カフェ・ユーロップ」でコーヒー文化に親しみ、豊かな味わいと香りに癒されて。

text:宮田麻衣子
photo:松岡誠

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください