ソーダと水槽でゆらゆら。日本一の金魚の町で飲む「きんぎょソーダ」
金魚の町として知られる奈良県の大和郡山(やまとこおりやま)市にある「きんぎょcafé~柳楽屋・陽だまり」。お店にはたくさんの水槽が置かれ、金魚がゆらゆらと泳ぐ姿を眺めることができます。その癒しの空間で食べる「きんぎょソーダ」「金魚すくいあんみつ」がSNSなどでフォトジェニックと話題。金魚カフェで、目にも涼しい夏気分を味わっちゃいましょう。
“柳町商店街”が今アツい!
「きんぎょcafé~柳楽屋・陽だまり」のある柳町商店街は、近鉄郡山駅から歩いて4分ほどの、南北に伸びる細長い商店街です。郡山城の城下町として古くから栄えたこの商店街には、昔ながらの風情ある建物が残っているところもたくさんあります。
このあたり一帯は、養殖金魚の生産が日本一として有名!「きんぎょのまち」とよばれています。商店街には金魚が泳ぐ改札機などもあり、あちこちで金魚を目にすることができますよ。
そのほかにも、江戸時代から続く老舗の和菓子店や、氷屋さんがプロデュースするかき氷店、古代米や雑穀を扱う米穀店、本と雑貨の店など、老舗や今時のこじゃれたお店が点在。通りをぶらぶら歩いて、気になるスポットをめぐってみましょう。
どの席からでも金魚が眺められる癒しの空間
そんな通りにあるのが「きんぎょcafé~柳楽屋・陽だまり」。古い町家を利用した店内に、たくさんの水槽が並びます。昭和の雰囲気を感じさせる、ゆったりと落ち着けるお店です。
リュウキン、タンチョウなど、約10種類の金魚がいます。白やオレンジの金魚が尾をひらひらさせて優雅に泳ぐ姿は、ずっと眺めていても飽きません。ほっぺが丸く膨らんだようなスイホウガンも、とても愛らしい
ランプや雑貨、箸置きや伝票立てにいたるまで、店のあちこちに金魚が。「こんなところにもいた!」と発見を楽しんでくださいね。
かわいくて、ちょっとユニークな金魚メニュー
看板メニューの「きんぎょソーダ」は、金魚鉢に入って出てきます。金魚の形にくり抜かれた黄桃がとってもキュート!ソーダ水にシロップを少し入れて、青みのある色合いに仕上げるのだそう。見た目も味わいもさわやかで、暑い季節にぴったりのドリンクです。
ポイが器にささって出てくる「金魚すくいあんみつ」は、なんともユニーク。寒天、フルーツ、白玉、上品な甘さの粒あんがトッピングされています。「たまにポイで桃の金魚をすくって食べようとする方もいます(笑)」と店主さん。もちろんスプーンもついてきますが、やってみたい人はチャレンジしてみてもいいかも!?
デザート以外にも、鰹と昆布だしでつくる「和風カレー」や、「ナポリタン」、「エビピラフ」などのランチメニューもあります。和風カレーを除いては、数に限りがあるそうなので、事前の確認がおすすめです。
歴史ある商店街のなかにあり、ゆったりした時間が流れる町家カフェ。金魚でいっぱいの癒しの空間をぜひ味わいにいってくださいね。
Text:並河智子
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