三段重に和スイーツを詰め込んで。町屋でいただく「環奈の小箱」
町屋の雰囲気をそのまま生かした和カフェ「町屋かふぇ 環奈」では、小さな重箱に和スイーツを詰め込んだ「環奈の小箱」が大人気。お重のフタを開ける瞬間のワクワク感、ひと口サイズで仕立てられた可愛いスイーツたち、添えられたお抹茶のほどよい苦み、どれをとっても特別な逸品です。ならまち散策でフラッと立ち寄ってみては?
小さなお重に和スイーツがぎっしり「環奈の小箱」
三段の小さなお重がお盆にのって運ばれてくる「環奈の小箱」。いろんな種類のスイーツをたくさん食べたい!という欲望を存分に叶えてくれます。
和スイーツにぴったりな、ほろ苦いお抹茶付きなのもうれしいポイント。お抹茶なしなら1200円でいただけます。
いちばん上の「一の重」には、三色団子、抹茶のガトーショコラ、みたらし団子、抹茶ゼリー、松の葉甘納豆、季節のお饅頭が詰められています。
親指サイズの三色団子を筆頭に、どれも小さくて可愛い!お団子に焼き菓子にゼリーにお饅頭にと、さまざまな種類をひと口ずつ味わえる、とても楽しいお重です。
真ん中の「二の重」には、栗の甘露煮、生麩、葛餅、あられ、桜餅がイン。黒蜜ときなこがかかった葛餅は、ねっとりトロンとした舌ざわりが特徴的。香ばしいあられをつまみながら、こちらのお重もあっという間に完食してしまいます。
そしていちばん下の「三の重」でリフレッシュ!アイスクリーム二種盛、季節のフルーツ、奈良の思い出飴と、冷たくて軽やかなお重に口の中がリセットされて、またスイーツが食べたくなります…!
奈良の郷土料理「大和の茶がゆ」もおすすめ
奈良の「茶がゆ」は、一説によると1200年前から食べられていたという伝統的なお料理。ほうじ茶でお米を炊いたおかゆは、香ばしい風味と爽やかな後味を楽しめます。
「環奈」で茶がゆを注文すると、まずは七輪とかきもちが登場。かきもちを七輪であぶりながら、ハケで醤油を塗っていきます。
そうこうしていると、お目当ての茶がゆが登場。うりときゅうりの奈良漬をはじめ、しば漬けや山吹のつくだ煮などのお漬物と、副菜、さらに葛餅がセットになっています。
あぶったかきもちを割り入れたら、環奈風茶がゆの完成です。かきもちから漂う醤油の香りと味がほどよいアクセントとなり、スルスルといくらでも食べられるおいしさ!
ほっこり空間でおもてなしの心を実感
元・ホテルマンのオーナーだからこそ、細部までこだわった空間に。ゆったりくつろげるように、設計はもちろん、調度品もおもてなしの心を大切に選んでいます。静かで落ち着いた雰囲気なので、奈良観光でのひと休みに最適。
入ってすぐのスペースでは、奈良漬やクッキーなど奈良のおみやげも購入可能。ハンドメイドのアクセサリーやバッグも取り扱っており、ちょっとしたショッピングも楽しめます。またカウンター席も備えているので、コーヒーやお茶でひと息つきたい時にもぴったり。
とても人気のカフェなので土日は行列になることもしばしば。訪れた際には和スイーツや茶粥、空間を存分に楽しみ、しっかり癒やされてくださいね!
text:木村桂子
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