ホトリテイ(畔亭)にはもう行った?萩の日本庭園が望める古民家カフェ
江戸時代の城下町風情を今も色濃く残す萩。高杉晋作や木戸孝允といった幕末偉人の生家も現存する白壁のエリア周辺には、町屋や古民家を利用したお店が点在しています。「ホトリテイ(畔亭)」も人気の古民家カフェのひとつ。広々とした日本庭園望む空間で、城下町・萩の雰囲気を一層感じてみてください。
約800坪の日本庭園がどの席からも望める城下町カフェ
萩城の外堀沿いにあり、すぐ裏手は白壁が美しい菊屋横町、という萩ならではの立地にあります。地元の大網元が建てたという築約70年の大きな民家で、1・2階の和室や広間など、往時の調度品も見られるノスタルジックな部屋を余すことなくカフェとして利用しています。
こちらの名物はなんといっても約800坪の枯山水庭園。建物はこの庭を囲むように立っていて、どの部屋からも庭園を望むことができます。美しく剪定された季節の木花を愛でながらゆっくりとカフェやランチを楽しめるのが魅力です。
2018年春にリニューアル。和風レトロ+モダンに
2018年3月に厨房と一部の部屋をリニューアル。和風レトロな雰囲気に、モダンなテイストが加わりました。厨房はオープンキッチンのコーヒースタンドになり、開放的な印象に。
ゆっくりくつろぐなら、新しくできたテーブル席の部屋もおすすめ。現代風の家具やインテリアが、日本家屋とマッチしています。もちろん純和風の畳の座敷席もあります。
こだわりのコーヒーと萩食材で作るランチ&スイーツ
リニューアルに伴い、バリスタでもある二代目がオーナーに。コーヒーは東京の焙煎所などから厳選されたものを仕入れています。萩でもよりおいしいスペシャルティコーヒーを気軽に楽しんでほしい、というのもコンセプトのひとつです。
かねてから地産地消にこだわっている食事メニューも評判。定番のランチプレートは地元の長萩黒毛和牛で作るハンバーグを主役に、自家製のハム、たっぷりの野菜に十五穀米、スープと盛りだくさん。地元萩焼職人の手による畔亭オリジナルの器でいただけます。また特産のみかんや、抹茶を使った季節ごとの手づくりスイーツもおすすめです。
カフェとしてのひと息、しっかりランチと多彩なシーンで利用できるのがうれしいお店です。城下町での歴史散策に+αして訪れたいおすすめカフェです。
text:8ビートフジタ
photo:畔亭/小川康貴
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