「築地本願寺カフェ Tsumugi」のスイーツセットでくつろぎの時間を
築地で400年以上続く寺院の「築地本願寺」は古くから多くの観光客が訪れる人気スポット。その境内に本格的なカフェがあるのをご存知ですか?それが「築地本願寺カフェ Tsumugi(ツムギ)」です。参拝ついでに訪れるだけではもったいないほど、オリジナルメニューが充実していると話題になっています。ここでしか味わえないスイーツがあると聞いて、さっそく行ってきました。
和のエッセンスを取り込んだフォトジェニックな絶品スイーツ
“開かれたお寺”を目指す築地本願寺が「訪れた人に安らぎとくつろぎの時間をできる空間を」との想いからオープンしたのが、こちらの「築地本願寺カフェ Tsumugi」です。
店内は片面がすべてガラス張りの窓になっているので、日中はとっても明るく、しかも「築地本願寺」の本堂や境内を見渡すことができる、ベストビュースポットにもなっています。
こちらで人気の「紬-つむぎ-セット」は、鳥かごをイメージしたかごに関西各地の銘菓や里芋田楽、カステラ、わらび餅、抹茶ソフトクリームを、さらに堂島ロールケーキと飲み物までセットになった豪華なスイーツセットなのです。
ドリンクも、オリジナルブレンドの「べっぴん茶」やコーヒー、お茶などが選べます。
聞きなれない「べっぴん茶」とは、大阪にある老舗お茶専門店「袋布向春園(たふこうしゅんえん)」が日本茶葉と各種ハーブをオリジナルでブレンドしたハーブティーです。体にも心にも響く“リラックス”や“ビューティー”など6種類があり、気に入ったブレンドは茶葉(茶葉単品/800円〜)をテイクアウトすることもできますよ。
「築地本願寺カフェTsumugi」でしか買えない!お持ち帰り限定スイーツや和グラノーラ
ほかにもお店オリジナルの「どら焼き」(290円)や「黒豆大福」(290円)など、このカフェでしか買えない限定スイーツもあります。築地本願寺の参拝みやげとしても重宝しそうですね。
ちょっと珍しいおみやげなら「京都産あられと宇治抹茶の和グラノーラ」がおすすめ。京都産のもち米や果物、野菜を使用するなど素材にこだわった、贅沢な1品です。
「築地」の由来ともなった築地本願寺
カフェを訪れたらやっぱり立ち寄りたいのは築地本願寺。こちらは、浄土真宗本願寺派の直轄寺院であり、1617年に西本願寺(京都)の別院として浅草・横山町に建立されました。しかし、「明暦の大火」と呼ばれる大火事で焼失すると、再建の代替地として与えられたのは八丁堀沖の海上。
門徒が中心となって土地を埋め立て本堂を建て直したことから、その周辺が築かれた地=築地と呼ばれるようになったんです。その後、1923年の関東大震災でも大きな被害が出ましたが、1934年に東京帝国大学(現在の東京大学)の名誉教授、伊東忠太氏の設計で現在の古代インド風の本堂へと生まれ変わりました。
ほかの宗派の人でも、海外からの観光客でも気軽に参拝できる寛容さ、本堂の様式美、そして何度でも復活を果たした歴史などから多くの人が参拝に訪れる、築地随一の観光名所になりました。
そんな築地本願寺の荘厳なお姿を眺めながらカフェでゆっくり過ごす時間。下町が誇る歴史ある寺院でおいしく元気をお裾分けしてもらえば、心のくつろぎを感じられてリフレッシュできそうです。どなたでも受け入れてくれる築地本願寺。ぜひ参拝とティータイムを楽しみにお出かけしてみてください。
Text:古谷 シゲユキ(シャガデリック)
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