美肌を作る正しい温泉入浴法【温泉家・北出恭子のお悩み解決温泉vol.9】
皆さんは、美肌をキープするために普段からさまざまなケアをしていると思いますが、入浴中のケアはどうしていますか?温泉に行くとつい長湯をしたり何度も入ったり、もっとツルツル肌になりたいとお手入れをし過ぎてしまう女子が多いようです。しかし、実はそこには数々の落とし穴が!今回は、温泉を上手に利用した“女子力アップの美肌入浴法”をご紹介します。
北出恭子おすすめの美肌入浴法!
知らないと逆効果に!?ゴシゴシ洗いすぎない&ガツガツ長湯しすぎない
入浴前には必ずコップ1杯程度の水を飲みましょう。水分を補給することで入浴中の血のめぐりや代謝がアップし美容にも◎。湯あたりを予防してくれるレモン水や血行をよくしデトックス効果のある炭酸水もおすすめです。続いて、かけ湯は汚れを落とすマナーだけでなく入浴の準備運動になるので、心臓から遠い手足の先から10回ほどかけましょう。
数分温まったら、ここでポイント!温泉に行くと、ここぞとばかりに全身をゴシゴシと洗う人を見かけます。温泉は真水と違って、角質や皮脂などを落とす力や肌への刺激が強いものもあります。洗いすぎると乾燥したり肌を傷つけたり逆効果。洗面器などに泡を作って手でなでるように優しく洗いましょう。
翌朝ビックリ!温泉の力を使った、簡単温泉美容術
エステに行くとホットタオルで顔を温めたりしますが、温泉でも“温泉蒸しタオル美容”をおこなえます。湯口から源泉を洗面器にためてタオルをひたし軽くしぼって顔にのせるだけ。温熱作用で血行がよくなるので、くすみやクマが気になる方にピッタリ。温泉成分をとりこみながら毛穴も開くので洗顔で汚れが落ちやすく、湯上がり後は化粧水がグングン入ります。目や肩に置いても気持ちいいですよ。刺激の強い硫黄泉や酸性泉では、強すぎて炎症を起こすこともあるので注意が必要です。
また、お湯の中では水圧がかかるので軽く体を動かしたり、足首をグルグル回すとむくみや疲労の改善に効果的です。
額に汗がにじんできたらオーバーヒートのサイン。高温の温泉や長時間入浴は肌や体の潤いを失くしてしまいがちなので、無理せずに心地いいくらいで湯船から上がりましょう。
美肌の鍵はたっぷり水分補給&スピード保湿!
温泉に入ると肌がしっとりとする感覚になると思いますが、湯上がりは一気に水分が蒸発してしまいます。脱衣所ですぐに全身を保湿するのが美肌をつくる秘訣です。
入浴をすると、およそ800mlもの水分やミネラルが失われると言われています。渇いた体には水分補給も忘れずに!ミネラルやビタミンを含んだ麦茶やスポーツ飲料がベスト。
温泉でリラックスしながら、エステに行った気分でお手入れはいかがでしょう?温泉を上手に利用した正しい美容入浴方法で“温泉美肌女子”を目指しましょう。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
お悩み解決温泉はまだまだたくさん!