きのことお肉のうまみに溺れる!平日ランチ限定のアメリカンバーガー
パティの上にのっている茶色のぶ厚い物体は…なんと“巨大マッシュルーム”。この珍しいバーガーが食べられるのは、代々木にあるアメリカンバーガー専門店「marger burger(マーガーバーガー)」。なぜか営業時間が平日のランチタイムのみというお店なんです!
Summary
平日ランチの4時間限定!女性2人が営むグルメバーガー専門店
JR代々木駅から明治通りに出る1本手前の路地にポツンとたたずむ、こぢんまりとしたお店が「マーガーバーガー」。基本はテイクアウトですが、お店の前にはカウンター2席、テーブル4席が設けてあり、作りたてを食べることもできます。
お店のオーナーは女性。昼は友人女性と2人で店を切り盛りし、夜はご縁がある別の飲食店を手伝っているというパワフルな人!無理なく楽しく「マーガーバーガー」を続けるためにベストなペースを考えたところ、平日11~15時の4時間限定で営業することになったのだそう。
オーナーは幼いころからアメリカ文化に触れていて、豪快なアメリカンバーガーが大好きに。いつか自分でお店を持ちたいと日本のグルメバーガーの先駆け「ブラザーズ」などを経て、2016年に念願の独立。それがこのお店というわけです。
巨大きのこをパティにオン!ボリューム満点だけどペロリとイケる
いよいよ看板メニュー「ポータベロマッシュルームバーガー」(1100円・ポテト付き)とご対面!パティの2倍はありそうな巨大なマッシュルームが、すごいインパクトです。
期待を膨らませつつかぶりつくと、きのこのブリッと弾ける歯ごたえにまず衝撃を受けます!すぐさまマッシュルームのうまみがジュワッとあふれ、芳醇な香りとともに、パティの肉のうまみが押し寄せてきます。何コレ、食べたことのないおいしさ…。リッチな味わいなのにさっぱりしていて、ペロリとイケちゃいます!
巨大マッシュルームの正体は、イタリア語で美しい傘という意味の“ポータベロマッシュルーム(イタリア語読みでポルトベーロ)”。軽く直径10cmはありそう!
日本ではあまり見かけませんが、香りやうまみが強いのにクセがなくて食べやすく、アメリカではとってもポピュラーな食材。海外のベジタリアンカフェでは、肉の代わりにソテーして食べるのが定番なのだそう。
豪快にアメリカっぽく食べてほしいと、「マーガーバーガー」ではこの巨大きのこを丸ごと焼いて、パティにオン!きのこと相性抜群の、甘酸っぱくて濃厚なバルサミコソースをかけて仕上げています。
「マーガーバーガー」のパティは牛肉100%で赤身9割のつなぎなし。肉のうまみや香りが強い反面、ジューシーさはあまりないので、この巨大マッシュルームのうまみがぴったり合うのだとか。
新作バーガーにも注目!カリッと揚げたオニオンリングも肉のうまみと合う
もう1品気になったのが、2018年2月の新作メニュー「オーアールバーガー」(900円・ポテト付き)。なんとパティに揚げたてのオニオンリングがのっています。
「せっかくだからトッピングをしようかな」と迷っていると、オーナーから「有名ホテルでも使っている、本物のチェダーチーズが自慢」と聞いて、チーズ(100円)を追加することに。見てください、ボリュームがあり過ぎて、もはやバンズで挟むのは困難!
食べてみるとカリカリっとしたオニオンリングが、とろけたチーズやパティと相性がよくて驚き…。ガツンときいた黒こしょうもいいアクセントに。これ、今まで食べたなかで最強のチーズバーガーかも!
作り方を見せてもらうと、鉄板で香ばしく焼いたパティにチェダーチーズのスライスを2枚のせ、チーズがとろけてきたら揚げたてのオニオンリングをオン。甘めのBBQソースをダダーッとかけて仕上げています。なるほど、おいしいわけですね!
巨大きのこバーガーとオニオンリングバーガーは、確かにどちらもボリューム満点でしたが、不思議と食べたあとにズッシリもたれません。オーナー曰く「目指しているのは毎日でも食べられる味」なんだそう。明日もまた食べに行きたいです!
Text:松本いく子
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