「トースター」【カフェグラマーきょん。の、あのカフェこの席9】
新幹線の停車駅の場としても知られる新神戸の街角に、世代を超えて愛されるお店「トースター」があります。その名の通り、パンを使ったメニューと共にカフェブレイクができ、いつ訪れても笑顔が飛び交う和やかムードに包まれた、地域に欠かすことができないお店です。
きょん。が教える!このお店の素敵なところ
繋がりが生まれるアットホーム空間
カウンター席に座ると、自然に生まれる会話。
いつも元気いっぱいの店主・chaさんとの会話はもちろん、隣に座った方がまったく面識のない方であっても、"その日から友達に”なんてことは日常茶飯事なほどアットホームな場所なのです。
毎日通いたいお店ってこういうことを言うんだな、と訪れるたびに思います。
思わずかぶりつきたくなるパンメニュー
大阪で展開する名ベーカリー「PAINDUCE」(パンデュース)さんから毎朝届くパンを使ったメニューは、大きく分けてトーストとコッペパンの2ジャンル。
定番のものから個性派まで多様なものが揃っているのですが、今回はそれぞれ一種類ずつピックアップしてみました。
ネーミングのままに、アーモンドがごろごろっと入ったバターをトーストと合わせた名物メニュー、通称「アーごろ」。口内で反響するざくざく音と共に溶けていく香ばしい甘さ…。
「アーごろ」がもつその味わいの奥深さは一度食べたらヤミツキになっちゃうほど。ふとしたときに思い出し、食べたくて食べたくてどうしようもないときのことを「アーごろの境地」と勝手に呼んでいます。
ボーダーレスに愛されるおやつコッペ代表「あんバター」。コッペパンにふわりと挟まれた、こしあんとバターが巻き起こす素晴らしすぎる相性のよさにうっとり。
手に持ってみると、ずしっと重みを感じるものの、食べ始めたらあっという間にペロリと完食。こちらはテイクアウトもでき、ひとつをここで食べてもうひとつをご自宅で、という選択肢もおすすめ。
芦屋の紅茶専門店「Uf-fu(ウーフ)」さんの茶葉を使って淹れる紅茶は、今回いただいた「アッサムドゥームニ」のほか、季節によって変わるフレーバーティなど、数種類から選択可。
ちなみに、紅茶や珈琲はホットでオーダーすると、棚に並ぶカップのなかからお好きなものをチョイスできるので、お気に入りのカップとともにカフェ時間を楽しめますよ。
座りたいあの席
カウンター席以外にも、窓辺に配されたテーブル席がひとつ。
ただただぼーっとしたい時なんかに、ここによく腰掛けるのですが、友達と訪れ、向き合いながら一緒にパンを頬張るもよし。
春には生田川沿いに咲き誇る満開の桜を眺めながら過ごすこともできます。
常連さんが多いお店って、イメージとして初めて訪れる方にとっては敷居の高さを感じさせるものがあるかも知れません。
でも、ここには緊張感なんてものが1mmたりとも存在せず、むしろ"次いつ来ようかな”と思えてしまうほど、身近な存在に感じられるような温かさが内包されています。
かくいう私きょん。(kyon_tokiiro)も、3年近く週に一度は通っている大好きなお店です。
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