全メニューにスーパーフード!美×おいしいを叶える西麻布のヘルシーカフェ
アサイー、チアシード、スピルリナ、カカオニブ……。これらはすべて、栄養バランスに優れ、一般的な食品よりも栄養価の高いとされる「スーパーフード」。ヘルシー志向のモデルや、海外セレブなども食生活に多く取り入れています。そんな少しハードルの高いスーパーフードが、気軽においしく食べられるカフェ「KITERU nishiazabu」(キテル ニシアザブ)をご紹介します。
全メニューにスーパーフードを使用!
高級感漂う西麻布エリアに店を構える、大人の隠れ家的カフェダイニング「キテル ニシアザブ」。なんとこちらのお店、提供するメニューすべてにスーパーフードを使用しています。
特筆すべきは、そのメニュー内容。スーパーフードを使用している料理と聞くと高級でハードルが高いイメージですが、提供するものはあくまでも“普段食べ慣れているもの”。
たとえば、「スーパーパスタ」(972円)は淡路島にある老舗製麺所とコラボレーションして開発。緑色の麺の正体は、スピルリナという古代から生息する藻です。スピルリナには食物繊維や鉄・カルシウムを豊富に含み、野菜不足の人におすすめなんだとか。苦味やクセも一切なく、和風パスタといったところ。ぺろりと完食できます。
ランチで人気が高いのは「スーパーカレー」(1080円)。フレッシュな玉ねぎや人参などたっぷりの野菜に、牛ひき肉とたくさんのスパイスを加えてじっくり煮込んだキーマカレーです。
ルーには、女性に不足しがちな鉄分、カルシウム、ミネラルなどを多く含み、冷え性対策にも有効な「マカ」、お米には稲の原種でありアンチエイジング効果も期待できる「黒米」などのスーパーフードを使用しています。甘さと辛さの絶妙なバランスがあとをひき、リピーターも多いのだそう。
罪悪感なし!〆のスイーツにもスーパーフードが
スーパーフードを使ったスイーツにも注目です。写真は「スーパー甘酒かき氷」(756円)。スピルリナの粉末がかかった氷に、甘酒をかけていただく斬新なひと品。実は日本人に馴染みのある甘酒もスーパーフードだって知っていましたか?米と米麹から作られる甘酒は優れた発酵食品で、「飲む点滴」とも呼ばれています。お米本来のやさしい甘さとひんやり冷たい氷が口の中で溶け合います。
古民家をリニューアルした店内は会話の弾むリラックス空間
1〜3階の店内はそれぞれ雰囲気が異なります。1階はブックギャラリー兼カフェスペース、2階はカウンター席、3階は屋根裏部屋のような空間でパーティなどにもぴったり。
「もともとは人が集まって気軽に会話できるような場所をつくりたかったんです」、と代表の山中勇輝さん。
「本来、スーパーフードというのは、世界各地の美容や健康にいいとされてきた高栄養の食材の総称のこと。日本でいえば、お味噌や米麹ですね。でも、昨今のヘルシーブームはあれも食べちゃダメ、これも食べちゃダメという制限ばかり。やっぱり“食べる”ことは幸せなことだと思うので、肩の力を抜いて、おいしく食べようをモットーに、パスタやカレーなど誰もが気軽に食べられるヘルシーメニューを提供しています。」
スーパーフードって何?という人も大歓迎。スーパーフードが“キテル”ものではなく、当たり前に食べていくような食文化を広めたい、という志を語ってくれました。
敷居の高い西麻布のお店のイメージを覆す「キテル ニシアザブ」。ヘルシーなだけでなく居心地抜群のカフェでした。
Text:Minimal
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
こちらのカフェは図書でも詳しく紹介しています。