あの下北沢のインスタ映えコーヒースタンド。クールなドリンクも最高だった
SNSで話題のコーヒースタンド「W/O STAND(ウイズ アウト スタンド)」。下北沢店は、店内のネオンやインテリアがインスタ映えすると人気です。感度の高い人は見かける機会も多いかもしれませんが、改めてその魅力や撮影スポットをじっくりとご紹介します。
店舗ごとに異なるストリートカルチャーを反映したデザイン
手書き風のイラストが印象的なこのカップ。インスタグラムをよくチェックしている人にはお馴染みかもしれません。
素敵なカップでコーヒーを提供する「ウィズアウトスタンド」は2017年、神戸で誕生。あっという間にSNSで話題となり、京都に2店舗、東京にも下北沢、原宿に続々とオープンしました。
イラストレーター・金安亮さんが手がけるカップの「顔」は、店舗によって異なります。下北沢は、アメリカ人ラッパーのNAS(ナズ)。ちなみに第一号店の神戸はカナダのミュージシャン「ニール・ヤング」、原宿店は、アメリカのヒップホップグループ「ウータン・クラン」のGZA(ジザ)です。なんでもストリートカルチャーを愛するオーナーさんのアイデアだそう。
シンプルなタッチながら味わい深いイラストは、デザイン性が高く、コインケースなどのグッズも人気です。
撮影を楽しむために工夫された「映える」店内
入口側がガラス張りとなっている下北沢店。店内の3方面はすべて異なるテイストで、どこで撮っても画になります。入って正面のカウンター後ろの壁には、ネオンカラーの指のオブジェ。遠近法を使えば、こんなクールな写真が撮れちゃいます!
左の壁は鮮やかなエメラルドグリーン、また右はアーティスト作品が飾られるなどちょっとしたギャラリーのようです。一方、無機質なコンクリートの床にはシンプルな店名のペイントが。「O(オー)」の部分にドリンクと合わせたり、お気に入りの靴と一緒に撮影したりするだけでスタイリッシュな1枚が生まれます。
店の入口脇のガラスもちょっとユニーク。整列した柔らかな四角の中に円が施され、角度や時間帯によって異なる風景が浮かび上がります。
これらはすべて「ドリンクと一緒に、写真撮影を楽しんでほしい」というお店の工夫なのだそうです。「イイね!」が集まる1枚もアイデア次第!
気軽に立ち寄れ、さまざまな人と出会える憩いの場
「ウィズアウトスタンド」は、ミルクに合うよう調節された濃厚なエスプレッソが自慢。どのドリンクにもプラス50円でエスプレッソ1ショットが追加でき、好みによって甘さや苦味をアレンジできます。1杯ずつ丁寧に淹れるラテは、見た目も美しいひと品です。
コーヒーのほか、季節によって自家製の「レモンスカッシュ」(500円)や「宇治抹茶ラテ」(550円)なども提供します。レモンスカッシュにエスプレッソという意外な組み合わせの「エスプレッソ・ロマーノ」(550円)も人気の商品。店員さんのオススメは、宇治抹茶ラテにエスプレッソを追加したものだそう。
決して広くはない店内ですが、その分、人との距離が近いのもこのお店の魅力。人が人を呼び、自然と友だちができるような場所だといいます。写真を見返すと、そこにいた人との会話が思い出せる。そんな「記憶に残る」1軒になりそうです。
Text:さとうよしみ
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
こちらのカフェは図書でも詳しく紹介しています。