意外な組み合わせにハマる!「いちょうの木」のカスタマイズかき氷
ここ数年、かき氷ブームはどんどん加熱!フルーツたっぷりのかき氷や、ミルクの味台湾風かき氷などお店によって個性はそれぞれ。そんな数あるかき氷のなかでも一線を画していると話題なのが、「いちょうの木」のカスタマイズかき氷!寒天やコーンフレークなど、ユニークな素材の組み合わせから生まれる驚きの味は多くのかき氷ファンを虜にします。その味を求めてお店に行ってみました!
昭和から続く甘味処で食べる、ユニークなかき氷
北品川駅から歩くこと5分、にぎやかな商店街から1本横道に入った住宅街の中にあるのが、老舗の甘味処「いちょうの木」。レトロカラーのストライプのひさしが目印です。ここはいつも行列が絶えないかき氷の人気店で、特に混雑する夏場は受付表への記名が必須!営業時間内でも定員に達して締め切ってしまう日がよくあるほどなんです。
10数席のこじんまりとした店内のインテリアは、昔ながらの家具や時計で揃えられ、ホッと落ち着く雰囲気です。40年近く地域に愛されてきたこの店で、「新しい味を」と10年前にかき氷の販売を始めたそう。
各テーブルには、ユニークにコラージュされた手書きのメニューが置かれています。ここ「いちょうの木」のかき氷の1番の特徴は、個性的なトッピングによる味の組み合わせ。メニューにはトッピングの種類や合わせ方が丁寧に紹介されています。シロップやクリーム、パイなどさまざまな味や食感にカスタムすることができます。
フルーツはもちろん、お酒や梅干し、ポテトチップスまで(!?)意外な素材が揃います。1から自分の好みに組み合わせることももちろん可能ですが、イチオシはシーズンごとに人気の食材を組み合わせたお店おすすめのメニュー。その季節の食材を使った意外な組み合わせは、想像を超える味です!
アートな見た目だけじゃない!何度も味変する驚きのかき氷「紫陽花」
今回オーダーしたのは、SNSで”まるで芸術品!”と賞賛されている名物かき氷「紫陽花」(800円)!氷の上に色鮮やかな花が咲いている様子は「これがかき氷…!?」と驚いてしまうほどインパクト大!
このかき氷は美しいだけでなく、食べ進めると驚きの味の変化があるそう…!メニューには、抹茶クリームとコーヒーシロップ、コーンフレーク、そしてミントミルクシロップが入っていると書かれていますが…一体どんな味なのでしょう!?
崩してしまうのがもったいないけれど…いただきます!食べてみると、寒天でできた紫陽花の花は優しい甘さ。その下にたっぷりとのった抹茶クリームは…なんとびっくり!甘じょっぱい!
そのわけは、コクのあるチーズクリームがベースとなっているから。ほろ苦いコーヒーシロップがかかった氷と一緒に食べれば、甘じょっぱさと苦味の絶妙なマリアージュにやみつき!
さらに食べ進めるとコーンフレークのザクザク食感が楽しめ、最後にはミルクミント味のかき氷ですっきりと食べ終えられます。最初は濃厚なのに、さっぱり食べ終われるというこの計算された味…す、すごい!
かき氷の域を超えた、ずんだクリームのティラミス
こちらの「ずんだティラミス」(800円)も味の変化が楽しい1杯。上にのっているのは、枝豆のつぶつぶ感が残る甘しょっぱいずんだグリーム。氷にはキャラメルとコーヒーのソースがかかって、甘さとほろ苦さの両方がずんだクリームとバランスよく絡み合い、まさにティラミスのケーキを食べているよう!
氷の下にはチーズクリームが入っているので、全体をミックスして食べるとより一層ティラミス感がアップ!さらに、器の底にはなんと梅酒が入っていて、甘酸っぱくさっぱりとした味わいで締められますよ。
見ても食べても楽しめる「いちょうの木」のかき氷は驚きがいっぱい!どれもアート作品のようにワクワクしますよ。季節によってメニューが変わるので、足を運ぶたびに新しい驚きとおいしさに出合えます。営業時間に変更がある場合があるので、お店に行く前にはブログのチェックをお忘れなく!
Text:柴山たき(エフェクト)
●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。