パティシエのスイーツと朝摘み紅茶。銀座で大人のアフタヌーンティーを
有名パティシエの絶品スイーツと、中国産オーガニック紅茶がいただけるカフェ「Rire Ginza」(リールギンザ)。銀座の舌の肥えたカフェ好きをうならせる、隠れ家カフェを訪ね、その美味と上質な空間を体験してきました。
著名なカフェを手がけた名匠が編み出す、五感で楽しむ大人のデザート
「リールギンザ」は洋菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド」の日本代表にも選ばれたパティシエ・横田秀夫さんが手がけるカフェ。横田シェフはパークハイアット東京のペストリーでエグゼクティブシェフを務めた後、銀座ミキモトラウンジを10年近くにわたってプロデュースするなど、ラグジュアリーな空間を築き上げてきた名匠です。
人気メニュー「コーヒー豆とトンカ豆のフォンダンショコラ」(1500円)。慎重にナイフを入れると、芳醇なチョコレートがとろ〜り!オレンジの皮で香り付けたガナッシュクリームや、桜餅のような風味を持つトンカ豆が、濃厚な風味を後押しします。
季節限定の「トロピカルフルーツタルトのキャラメリゼとパイナップルのエキゾチックカルパッチョ」(1400円)も、フォトジェニックな逸品です。食べる際には、添えられたフルーツやクリーム、ソースなどすべてを一緒に食べるのがオススメ!というのも横田シェフがこだわるのは「五感の楽しみ」。味や見た目、香り、食感などバランスを計算したうえでメニューを考えているそう。それぞれでも十分味わい深いのですが、掛け合わせることでより華やかになる、魔法のようなスイーツなのです。
手摘み茶葉を使ったオーガニックな「中国」紅茶
ここに来たら紅茶もはずせません。中国・黄山で、朝摘みした茶葉だけを使ったオーガニックティーです。日が上る前の数時間のうちに摘み取られる茶葉は、直接日光を受けないため渋みや苦味が少ないそう。一つずつ人の手で集められた茶葉だけが出せる味わいが楽しめます。
店員さんが丁寧にサーブしてくれる紅茶は、上品ながらも存在感のある香り。後味は爽やかで、アルコールを使ったリール銀座のスイーツのリッチな味と相性バツグン!異なる風味が口の中で上手にマッチし、それぞれのよさが幾層にも重なって広がります。
極上スイーツをお得に楽しめるランチセットも
お店の最寄り駅は、地下鉄「東銀座」。華やかな銀座のショッピングエリアのビル2階にあります。階段を上ると、白を基調にした光をたっぷり取り込んだ明るい空間が広がります。大理石調の落ち着いたテーブル席は個室にもなり、ちょっと贅沢したい女子会のほか、大切な人との食事などフォーマルな場でも活用できそうです。ひとりで訪れてカウンター席で過ごすのも素敵。
個性的な花々や海外アンティークのランプなどが、白を基調としたシンプルな店内に華を添えます。都心の一等地でありながら、肩肘張らずにゆっくりと自分の時間を大切にできる場所です。
「実は…」と、店員さんが教えてくれたところによると、ランチタイムがかなりお得だそう。パスタやリゾットなどのメインに、日替わりのミニデザートとドリンクが付いて1500円。メニューは季節の食材を使った3種類を週替りで提供します。名匠のスイーツを、食事とともにお手軽価格でいただけてしまうなんてなんだかトクした気分ですよね!
Text:さとうよしみ
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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