体内リセット!人気オーガニックコスメブランド「ニールズヤード」のヘルシーランチ
イギリス生まれのオーガニックコスメブランド「ニールズヤード」が2003年、表参道に直営店をオープン。植物の恵みを生かした肌に優しいオーガニックコスメやアロマオイルなどが人気ですが、ここ表参道店では、カラダの中からも美しくなれる食事を提供しています。
ショップ隣接の、グリーンを感じるオアシス的空間
ニールズヤードが展開するレストラン「BROWN RICE by NEAL’S YARD REMEDIES(ブラウン ライス バイ ニールズヤード レメディーズ)」は、表参道駅近くのショップの敷地内にあります。エントランスを入ると都会の喧騒からは一転。みずみずしい植物たちがカフェの扉まで続きます。
店内は広々とした空間で、テラスを含め37席。隣の席との距離も近すぎず、大切な友人と過ごすのはもちろん、ちょっと贅沢なひとり時間の場としても活用できそうです。大きくガラスを取った店内には外光が差し込み、なんともゆったりした時間が流れます。天気のいい日には、グリーンと風を感じながらテラス席での食事も気持ちよさそう!
窓際の席は緑を望むオアシスのようなスポットです。木材を生かしたインテリアも心安らぐポイント。植物の力を大切にするニールズヤードならではのこだわりがうかがえます。店の奥、テラスを挟んで位置するのが直営店です。
動物性食材を使わないのに満足感の高いヘルシーランチ
こちらのメニューには肉や魚、卵、乳製品を一切使っていません。その理由は、植物由来の成分を使用するというニールズヤードのコンセプト。ベジタリアンを啓発するのではなく、あくまでもブランド独自のスタンスで食を提供しています。
ランチメニューは、季節の野菜をふんだんに使った3種類を用意。人気の「一汁三菜」(1700円)は、日替わりの主菜1品と惣菜2品、漬物に、玄米ご飯、味噌汁が彩りよくお盆で提供されます。この日は車麩のカツに、ポテトサラダ、昆布の煮物。どれも素材本来の滋味がじんわり染みわたる逸品です。たくさんの食材を使っているからか、ヘルシーなはずなのに満足感は十分すぎるほど!
「旬野菜のせいろ蒸し膳」(1700円)、「季節野菜のカレー」(1500円)にも、違った魅力がありオススメです。土日、祝日はいずれもプラス500円となり、季節の前菜が付きます。
玄米は富山県産コシヒカリ「医王の舞」を使用しています。ふっくらと炊き上げ、米本来の甘みとプチプチした食感がたまりません。毎月1日と15日には、小豆入りの玄米ご飯を用意。小豆は心身の浄化(リセット)によいといわれ、邪気を払う意味を込めているとのことです。
美味しさと健康の根本にある、伝統的な日本の「手作り」
せっかくなら、ぜひ試してほしいのが「豆腐のレモンケーキ」(750円)。メインの材料は、埼玉県の「もぎ豆腐店」が製造する三之助豆腐です。堅さの違う2種類の豆腐を配合し、レモンと合わせてレアチーズ仕立てにしたもの。言われなければ豆腐で作られたことに気が付かないほど、濃厚で爽やかなコクがあります。オートミール生地がざっくりと、バランスのよい風味と歯ごたえを醸し出します。
何よりも大切にしているのは、手作りであること。醤油や味噌、タレなど、すべてその分野の職人による伝統的な手法で作られた調味料を使います。富山県産の玄米を始め、山形県産の味噌や福島県産の料理酒など、日本全国から良質なものを取り寄せて使用。ベジタリアン食に加え、食材も安全であることに重きを置き、ひと品ずつ丁寧に調理しているのです。また、器ひとつをとっても、職人による手作りの品を揃えています。
海外の大物アーティストも来日の際にはお忍びで訪れることもあるという、本格的なベジタリアン和食。定期的なリセット食としてはもちろん、ちょっと疲れたときのご褒美としてもチェックしておきたいお店です。
Text:さとうよしみ
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