500円で楽しめるアニマル天国「金沢動物園」の愛くるしいコアラが気になる

500円で楽しめるアニマル天国「金沢動物園」の愛くるしいコアラが気になる

おでかけ 動物園 コアラ 神奈川県 るるぶ&more.編集部
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

金沢動物園のシンボル“コアラ”が、オーストラリア・クイーンズランド州から初来園したのが、今から32年前。これまでに40頭以上を飼育し、ここで20頭以上のコアラが生まれたそう。そんなコアラの聖地で今人気なのが、毎日開催される「コアラのランチタイム」です。とことんかわいいコアラたちに癒されたい!

Summary

ランチタイムが近づくと3頭一斉にソワソワ

さっきまでスヤスヤと眠っていたのに、突然の大あくび。食事タイムを察知して目もぱっちり!「金沢動物園」のコアラ舎では、毎日13時30分から「コアラのランチタイム」を開催。一日の大半を寝て過ごしているコアラたちが元気に動く姿がとてもキュートなんです!

止まり木から後ろ向きに下りてくる姿もとってもかわいい。

よく見ると、コアラは尻尾がないんですよ。尾骨の痕跡はあるそうですが、木に座った際じゃまにならないよう、尻尾のない丸いお尻をしているんですって。

新鮮なユーカリを求めて小走りでタッタッタ!金沢動物園では、開園中にユーカリを交換するのは1回だけ。このチャンスを逃すまいと止まり木から降りてきくる元気な姿が見られます。

コアラは夜行性かつ樹上性の動物なので、食べるときも寝るときも主に木の上。なので、手足は木や枝にしっかりとつかまるための構造になっているのだそう。

愛らしい姿にノックアウト寸前

この動物園で生まれたユイちゃん。最近は少し落ち着いてきたようですが、結構な不思議ちゃんなのだとか。

ランチタイムには、飼育員さんによるコアラの解説が行われるので、ぜひ聞いてみてください。

ランチタイムのあとは…、いつもの省エネタイム!

ユーカリの葉をおいしそうに食べているコアラですが、実は、かなりのグルメさん。ユーカリならなんでもいいというわけではなく、新鮮なユーカリの新芽を主に食べるのだそう。

約600種あるユーカリの中で、コアラが食べられるのは40~50種ほど。金沢動物園では、8種類のユーカリを扱っていて、毎日そのうちの4~5種類をブレンドしているのだとか。

新鮮な新芽を確保するために、横浜をはじめ、三重・鹿児島・沖縄の契約農家でユーカリを栽培してもらっているそうです。

新芽をムシャムシャ。勢いよく食べていたと思ったら…、もうすでに目がとろ~り。

横から見ると、コアラの顔の構造がよく分かります。大きな鼻は、ユーカリのにおいを嗅ぎ分けるだけでなく、ユーカリの葉の水分量を測ることもできるそうです。

15分ほどの食事を終えると、またすぐキュッと丸まって夢心地に。元気に動く様子が楽しめるのは、時間との勝負なんです!

一日20時間近く眠るといわれるコアラですが、どうしてそんな生活をしているかというと、ユーカリの葉の栄養価が低く、消化に時間がかかるからなんだとか。少ない栄養ゆえ、少量のエネルギーしか得ることができず…。

一日のほとんどを寝て過ごし、なるべく動かず&体力を使わないようにすることで、エネルギーを節約する省エネ生活を送っているのです。

こちらも必見!牙の長さが約2mのインドゾウ

国内のインドゾウの中では最大級といわれている、6tの巨体と2m以上の長い牙をもつボン君。金沢動物園で飼育しているインドゾウ3頭のうち、最年長の41歳!ボン君ファンからは、「現代のマンモス」と呼ばれているそうです。

インドゾウのダイナミックさとは対照的に、こちらは打たせ湯でほんわかと。2017年冬に金沢動物園にやってきた3頭のカピバラの入浴シーンに癒されます!

「カピバラのほんわか湯たせ湯」は毎日14時30 分から15時まで。

京急線・金沢文庫駅からバスと徒歩で約20分。金沢動物園では、世界の希少草食動物を中心に、動物を生息地域別の4大陸に分けて展示しています。檻のない「無柵式展示」も要チェック!

“コアラ”の名は、オーストラリアの原住民の言葉で“水を飲まない生き物”という意味なのだそう。ユーカリの新芽の部分にたっぷり水分が含まれているので、コアラは実際に水を飲まなくても大丈夫なのだとか。金沢動物園は、かわいいコアラに出合えるだけでなく、生き物の生態についても勉強できるそんな素敵な動物園。ワンコインでたっぷり楽しめるので、のんびり&ゆっくり散策したい気分の日におすすめです。

text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください