ラテアートの先をいく、 ‘ふわモコ’のかわいいデコラテ
最近は、あちこちで見かけるラテアートですが、“デコラテ”とも呼ばれる、3Dの立体ラテアートを知っていますか。日光にある「Café & Diningbar珈茶話 kashiwa(カフェ&ダイニングバーかしわ)」で飲むことができます。デコラテアートのほかにも、一躍有名になった手作りシロップの日光天然氷のかき氷や、外はカリッ、中はふわふわのフレンチトーストも抜群のおいしさです。
ほっと和めるかわいいデコラテがいっぱい
こちらでデコラテを作れるのは、2代目の店長・柏木純一さん。エスプレッソをカップに注いだあと、表面にのせたミルクの泡が崩れないうちに素早く形を整えて、仕上げていきます。ポイントは、割れにくいふわっふわの泡を作ること。あっという間にできあがっていく様子は感動モノです。
その場でリクエストにも応じてくれたり、「どんなアートがいいか決められない!」という人は、お店に用意してあるデザイン集から選ぶこともできます。日光ならではの猿、猫などもあるし、NIKKOなどと文字を入れることも。旅の素敵な思い出にもなりますね。
デコラテとぜひ一緒に食べてほしいのが、日光山フレンチトースト1000円(バニラアイス添え)。外側はカリッと軽い食感で、中は驚くほどふわふわでとろとろ。食パンを少し乾燥させてから卵液に浸して、空気を含むように中までしっかりしみ込ませるのがおいしさの秘訣だとか。さらに、浸した状態で1日寝かせ、3日間かけて準備したものをオーブンで焼き上げています。
ベースとなる食パンもいろいろ試して、栃木の老舗ベーカリー「日光金谷ベーカリー」のロイヤルブレッドにたどりついたとか。卵は那須御養卵、砂糖は和三盆と、ほかの材料にもこだわっています。一度食べたら、ファンになってリピートする人が多いというのも納得!
かき氷の自家製シロップがひと味違う!
人気の日光天然氷を使ったかき氷は夏期だけの提供のところも多いのですが、こちらでは一年中食べられるんです。氷そのものの味わいやビジュアルも堪能してほしいと、シロップが別添えになっています。まずはそのままで、そのあとにシロップをかけるのが、珈茶話流の楽しみ方です。
自家製シロップは、とちおとめ、ブルーベリー、トマト、ジンジャーハニー、珈琲ごおり、練乳など10種類ほど。ブルーベリーやトマト、とちおとめは日光産で、水は入れず、てんさい糖だけを加えてゆっくり時間をかけて作っているそうです。
シロップは時間帯で種類が変わり、17~22時には、“オトナかき氷”と題して、氷カルーア1000円、氷グラスホッパー1000円などお酒を合わせたシロップも! 自家製練乳を合わせているので、ミルキーな味に仕上がっています。
夜はライブを観ながら一杯どうぞ
店内の中央に、ドーンと置かれているのがグランドピアノ。月1~2回ほど、ジャズ、クラシック、ポップスなど、さまざまなジャンルのライブが行われていて、生音を聞きながら、食事ができるのも人気なんです。
お店のある下今市駅までは東武日光駅から東武日光線で約10分。駅からも徒歩2分とアクセスも抜群です。日光や鬼怒川温泉などへの旅行の行き帰りに、下今市駅で途中下車して、デコラテアート体験してみてください。
text: 井島加恵(mii)
photo:ミヤジシンゴ
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