コーヒーシロップで味わう日光天然氷のかき氷。ドハマりする人続出中
日光の門前町のなかでも、昔ながらの趣が残る御用邸通りにある「日光珈琲 御用邸通(にっこうこーひー ごようていとおり)」。一度食べたらハマるとウワサの天然氷を使ったかき氷があります。イチオシは自家焙煎珈琲で作ったシロップをたっぷりかけたかき氷。コーヒーシロップと氷の相性のよさをぜひ一度味わってみてください。
自家焙煎珈琲で作るこだわりのコーヒーシロップ
かき氷のカフェ・オーレ1188円のコーヒーシロップのベースは、お店で人気のカフェ・オーレに使うコーヒー。オリジナルブレンドの自家焙煎で、ミルクと相性のいいビターで深みのある味わいです。
かき氷はコーヒーシロップと削った氷、その上にシロップ、練乳、削った氷の層という組み合わせを底から3回繰り返して完成。甘さ控えめで、コーヒー本来の苦みや風味が生かされた大人のかき氷です。
日光天然氷のかき氷は、羽のように限りなく薄く、空気を含ませるように削ることが大事とのこと。ふわふわの氷になって、口の中ですーっとやさしく溶けていきます。削り方は、天然氷の蔵元「4代目徳次郎」直伝です。
自家製ドリップコーヒーは594円。注文ごとに淹れてくれ、お店の中にコーヒーのいい香りが漂います。
手作りスイーツや日光限定カレーもお見逃しなく!
スイーツは単品ではなく、ケーキやアイスクリームなどのプレートにドリンクが付いたケーキプレートです。ケーキは、プレーン味のシフォンケーキに自家製キャラメルソースがかかったキャラメルシフォンなど日替わりのシフォンケーキのほか、スコーン、チーズケーキ、ガトーショコラなどから選べます。
日光店限定の御用邸通の黒カレー1890円(ドリンク付)もぜひ。日光HIMITSU豚というブランド豚が使われていて、焙煎スパイスがガツンと効いた、深みのある辛さが特徴です。栃木県鹿沼市にある本店「Café 響茶庵本店 根古屋路地」で人気のオムライスやそば粉で作ったガレットもあります。
飲み物や食べ物の提供の際に添えられる、オリジナルのお手拭きもおしゃれ! 日光連山を背景に、日光東照宮の五重塔などの社殿、朱色の神橋や大谷川などが描かれています。あまりものかわいさに、思わずお持ち帰りしてしまいました!
レトロな空間とモダンなエッセンスがマッチ
お店の建物は昭和3年(1928)築で、米や麦を販売する商店として使われていたもの。味わい深い色合いのどっしりとした梁が印象的です。もともと床に使われていた板を再利用したという壁も渋くて、そこに飾られたモダンな忍者のアートでぐっとおしゃれな空間に。
テーブルやイスのデザインもさまざまで、おばあちゃんの時代に使われていたような引き出しの付いた学習机も。お気に入りの場所を見つけるのも楽しいですね。
店内の奥には中庭があって、窓越しの風景を眺めながら時間を忘れてくつろげます。外にはテラスがあって、自由に出入りしてOK。
できる限りもとの姿を生かしたというレトロな外観に、NIKKO COFFEEと金色であしらわれた重厚な看板や藍色のモダンな暖簾がフィットして、なんともフォトジェニック!
近所にこんなお店があったらいいのに、と思うほどの居心地のよさとおいしいスイーツ。日光へ行ったらならぜひ立ち寄ってみてください。
■日光珈琲 御用邸通
住所:栃木県日光市本町3-13
TEL:0288-53-2335
営業時間:10~18時(17時LO)
定休日:月曜、第1・3火曜(祝日の場合は翌日)
text: 井島加恵(mii)
photo:ミヤジシンゴ、園田明彦、吉原朱美
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