幻想的なクラゲに脱力系カワウソ…激カワを制覇しに新しい“えのすい”へ

幻想的なクラゲに脱力系カワウソ…激カワを制覇しに新しい“えのすい”へ

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通称“えのすい”と呼ばれている、江の島を望む最高のロケーションに立つ「新江ノ島水族館」。2018年にお目見えした「カワウソ」ゾーンで愛くるしさに癒されたあとは、クラゲの体内をイメージした神秘的なクラゲ空間で、魅惑の世界を堪能しましょう!

Summary

ハンモックで寛ぐキュートなコツメカワウソ

「えのすい」の激カワを制する上で絶対にはずせないのが、2018年3月に誕生した「カワウソ~木漏れ日のオアシス~」ゾーンです。実際の生息環境をリアルに再現するため、森を彷彿とさせる大木や岩場、小川に至るまで、カワウソたちが過ごしやすい工夫を施しているのだとか。

ここで暮らしているのは4頭のコツメカワウソ。体や頭を使った遊びができるようにと、フィールドアスレチックを模した吊り下げ式の遊具やハンモックが造られているんです!

噂のハンモックがコチラ!もの凄い速さで走ってきて飛び乗ったと思ったら、片手を伸ばしてウトウト…。元気に動く姿もかわいらしいですが、眠っている姿もこれまたキュート。

さっきまで眠っていたかと思えば、突然仰向けになって豪快な大あくび!

毎日13時前後から行われる「ごはんタイム」では、ハンモックでリラックスする姿とは違う、軽快なカワウソを見ることもできるのでそちらもお見逃しなく!(開催時間は変更になる場合があるので、当日現地で確認を!)

生息環境を再現したメイン展示室には、遊び場を兼ねた透明のチューブ状の空中トンネルが。そのトンネルを渡ると、大木をくり抜いたような別室に移動できるようになっています。

今はその別室で、エサを手でつかむ特訓中。練習のタイミングに遭遇できたらラッキーですよ!

両手でエサを食べる姿があまりにもかわいくて…。この日も見学者から黄色い声援が飛び交っていました。

カワウソの愛らしい姿やしぐさを見ていると、ただただ「カワイイ~!」と盛り上がってしまいますが、実は、世界各国で絶滅危惧種に指定されている希少動物のひとつ。「新江ノ島水族館」のコツメカワウソの展示室には、そんなカワウソたちを守りたいという確かな思いも込められているんです。

“癒し”がコンセプトの神秘的なクラゲの空間

“えのすい”といえば、神秘と幻想を兼ね備えたクラゲ空間「クラゲファンタジーホール」も必見!クラゲを美しく見せるため、アートな視点でホール全体をデザインしているのだとか。

半ドーム式のクラゲの空間では、常時14種類以上を公開しているそうで、ホールの中央に配置された球型水槽「クラゲプラネット(海月の惑星)」も見逃せないポイントのひとつになっています。

クラゲの水槽を少し離れて見ているとなんだか絵画のような錯覚に。

このサカサクラゲはちょっと変わっていて、海底では傘を逆さまにして仰向けに寝転がっているそうです。そうやって落ちてくるエサを待っているのだとか。

“えのすい”がクラゲの展示飼育をはじめたのは、今から64年前の1954年。ちょうど「旧・江の島水族館」が開館した年にあたります。当時は、海で採ったクラゲを1週間飼育することすら難しく、ミズクラゲの一生も解明されていない時代でした。

現在“えのすい”で見ることができるクラゲは、最大50種類。「クラゲファンタジーホール」だけでなく、クラゲについて学べる「クラゲサイエンス」でも楽しめます。

カワウソ&クラゲのスイーツといえばコチラ!

カワウソの手パン260円、カワウソパン260円(すべてオーシャンカフェ)
カワウソの手パン260円、カワウソパン260円(すべてオーシャンカフェ)

チョコレートの目とレーズンの鼻が特徴の「カワウソパン」。中にはチョコクリームがギッシリと詰まっています。カワウソの手をイメージしてつくられた「カワウソの手パン」は、カラメルがほんのりと香る生地と中にたっぷり入っているカボチャクリームが美味!

かわうそサンデー500円(オーシャンカフェ)
かわうそサンデー500円(オーシャンカフェ)

色鮮やかなグリーンの部分は、爽やかなメロンソーダのゼリー。ココアパウダーがかかったアイスクリームと一緒に食べると、クリームソーダの味に早変わり。

コラーゲンドリンクアクア430円、クラゲパン280円(すべてオーシャンカフェ)
コラーゲンドリンクアクア430円、クラゲパン280円(すべてオーシャンカフェ)

クラゲをイメージしたソーダ水の中には、ぷるぷるのコラーゲンゼリーがたっぷり。バニラビーンズがたっぷり入った、濃厚クリームのクラゲ型のパンと一緒にどうぞ。よく見ると…、クラゲの顔につぶらな瞳が!

江の島も背景の一部!ロケーション抜群の「イルカ・アシカショー」

“もしもイルカやアシカの気持ちがわかったら?”そんな思いから誕生したというイルカ・アシカショー「きずな/kizuna」は、「えのすいトリーター」と呼ばれる「新江ノ島水族館」の展示飼育スタッフとイルカ&アシカたちの抜群のコンビネーションが話題のショー。一斉にバンドウイルカたちがジャンプするさまは圧巻です!

「イルカショースタジアム」自体が相模湾に面しているので、江の島はもちろんのこと、天気のいい日には富士山も楽しめるんですよ。

日本のイルカショーの先駆者といわれた「旧・江の島水族館」の時代から50年以上、“えのすい”は常にイルカやクジラたちと歩んできたそうです。今では、飼育下で生まれた4世のバンドウイルカもショーに登場しているんですよ!

カワウソをはじめ、クラゲやイルカ、ペンギンやウミガメなど、約600種類の海の生き物を展示飼育している“えのすい”。高さ9mの相模湾大水槽で繰り広げられる約8000匹のマイワシのうねり泳ぎや世界初のシラスの展示など、湘南の水族館ならではの見どころが満載。オープンと同時に入館し、閉館まで丸一日かけてじっくり楽しむのがおすすめです!

text:清沢奈央
photo:岩田えり

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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