辛いけど箸が止まらない!「ソムタムダー」のソムタムはリピ必至
味覚の四大要素“甘さ”、“辛さ”、“酸っぱさ”、“しょっぱ(塩辛)さ”をバランスよく味わえるのが、青パパイヤを使ったサラダ・ソムタム。このサラダが辛いだけではない深い味わいと、野菜もたくさんとれてヘルシーと大人気になっています。そんなソムタムを本場の味そのままにいただける「ソムタムダー」をご紹介します。
初ソムタムなら卵入りの「タムタイカイケム」はいかが
ソムタムとは、タイの東北部イサーン地方発祥の料理で、青パパイヤに唐辛子やライムで味付けしたもの。青パパイヤ以外の野菜を加えたり、麺を入れたりと、店や家庭ごとにアレンジしたものが多いのも特徴です。
こちらのお店ではバラエティ豊かな8種類のソムタムを味わえますが、1番人気はアヒルの塩漬け卵が入ったスパイシーな「タムタイカイケム」。卵の黄身が辛さをマイルドにしてくれるので、タイフードの辛さに慣れていない初心者にもぴったりです。
トッピングされたピーナッツのカリカリっとした香ばしさと食感もいいアクセントになり、辛いけれど箸が止まらないおいしさです。
定番に飽きたら変わり種ソムタムにトライ!
こちらの「タムプラードゥックフー」は、ツウ好みでリピーターの多いメニュー。ベーシックなソムタムの上にフレーク状に細かくしたナマズをサクサクに揚げたものがドン!と乗っています。
カラリと揚がった軽い食感のフライとサラダで重さを感じず食べられるのに、きちんとボリュームもありおかずとしても楽しめます。サラダはサイドメニューになりがちですが、こちらはメイン代わりにもなるのでがっつり食べたい人にもおすすめです。
「タムスアダー」は、魚を発酵させた香りの強いパラーというソースを使っているため、好みがはっきり分かれそうなメニューですが、普通のソムタムには飽きた…という人にはぜひ試してもらいたい一品です。
カリッと揚げた豚の皮や山盛りのモヤシ、そうめんに似た麺入りで見た目以上にボリューミー。
本店はタイ・バンコク。ニューヨーク店はミシュラン一つ星を獲得
こちらの人気の秘密はタイ・イサーン地方の味を再現した本格的なレシピ。辛さと酸っぱさの利いた本場の味を日本にいながら味わうことができます。本店はバンコクのシーロムにありますが、2店舗目にあたるニューヨーク店はミシュラン一つ星を獲得と、味は太鼓判付き。
店内の内装はイサーン地方の伝統工芸の竹細工などをモチーフに取り入れており、木のぬくもりに包まれるような温かい雰囲気。ミシュランの星付き店ですが、カジュアルで居心地のいい空間です。
具だくさんでボリューミーな「ソムタムダー」のソムタムは、辛さの中に奥深い味わいがあり、タイフード初心者もリピーターもはまる魅惑的なメニューでした。
text:ICHIKO
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