260円で南国気分が味わえる!「板橋区立熱帯環境植物館」がコスパ抜群
束の間の休日、遠出するほど時間は無いけど都会の喧噪から離れて自然を感じたい…。そんな方におすすめの穴場スポットが、「板橋区立熱帯環境植物館」。区営の施設でコスパ抜群なうえ、まるでリゾート地のように南国の花や樹木がいっぱい。さらにミニ水族館も併設されているので楽しさも2倍!ということで早速リサーチしてきました!
都内だということを一気に忘れさせてくれる最高の空間!
「板橋区立熱帯環境植物館」は、植物を展示している温室と冷室、ミニ水族館の3フロアに分かれています。
まずは入り口からすぐの温室フロアへ。一歩足を踏み入れると、まるでジャングルにいるみたい。天井まで高さ約20m(7階建てのマンションくらい)の空間に、マングローブやヤシの木が青々と生い茂っていて、その風景は圧巻です。
次は冷室フロア。こちらは夏でもひんやりと涼しいといわれる熱帯の山地を再現しているそう。霧が舞う神秘的な空間は、温室とはまた違った雰囲気を楽しめます。マイナスイオンをたっぷり浴びて、とにかく心地いい!
中でもアーチ状に展示されたメディニラ・スペキオサという植物のエリアは人気のフォトスポット。この植物の実は、熟すほどにピンクから赤へと色をつけていきます。ピンクと赤が入り混じっていくときの配色が可愛い!美しい!ということでフォトスポットとして人気が出たそうです。
1年中いつでも楽しめる!南国の可愛い花や樹木たち
館内には全700種、約2000本の植物があり、南国の花の代名詞ともいえるハイビスカスやプルメリアも見られます。鉢ではなく“木”の状態でみれるのは都内でも数えるほど。まるで南国へ行ったかのような写真が撮れちゃいます。
案内してくれたスタッフの方にすすめられて、木から自然と落ちたプルメリアの花の香りをかいでみると、甘く、清い香りにうっとり。優雅な気持ちになれますよ。ちなみに写真右上のプルメリア オブツサは6月〜10月が開花目安時期。
この他にも様々なハイビスカスがあり、年間を通して見ることができます。ハイビスカスは、咲いたその日に咲き終わってしまうため、どの色のハイビスカスに出会えるかは来館してからのお楽しみ!
顔の大きさほどのこのゴツゴツとした実はビヨウタコノキ。本来はヤシの木のように高いところに実をつけるのですが、ここでは目の前で見ることができるからとにかく迫力が違う!こんな風に珍しい植物を間近に見られるのもこの植物館の楽しみの1つです。
癒し効果抜群。珍しいお魚に会えるミニ水族館
たくさんの植物に癒されたら、次はミニ水族館へ。深海や淡水の生物をダイジェスト的に見ることができます。
中でも気になったのが、チンアナゴ。水槽のガラスから、かなり近い距離でひょっこり顔を出して迎えてくれました。なんて可愛いんでしょう! びっくりさせると砂の中にすぐ潜ってしまうので、撮影はフラッシュを切ってそーっと。予想以上にきれいに写真を撮ることができました!
ミニ水族館と言えど、カクレクマノミやナンヨウハギ、テッポウウオなど人気の魚がいるので充実感たっぷりです。
まったりとお魚を眺めていると、巨大なエイのご飯タイムイベントが始まると館内放送が。飼育員さんが餌を上から差し出すと「待ってました!」と言わんばかりの、大ジャンプ!さっきまで水槽を優雅に泳いでいたので、その豹変ぶりに思わずびっくり!大人でもはしゃいでしまうほどの大迫力です。
珍しい食事風景が見れる「水族館のごはんのじかん」は、土曜の15時〜15時30分に開催。平日や日曜は毎日不定時に開催されているので、訪れた際には時間を受付スタッフに聞いてチェックしてみてくださいね。
熱帯雨林のジャングルのような植物たちと、ユーモアたっぷりで癒されるお魚たちに囲まれる1日。カメラロールは南国旅行に行ったかのように思い出がいっぱいになりますよ!
「板橋区立熱帯環境植物館」は新宿から約40分、最寄りの高島平駅から徒歩7分。駅近でアクセスもよいので、時間がないけれど自然を感じたいと思っている皆さん、ぜひ癒されに行ってみてください。
板橋区立熱帯環境植物館
住所:東京都板橋区高島平8-29-2
TEL:03-5920-1131
営業時間:10〜18時(入館は17時30分まで)
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
料金:大人260円、小・中学生、65歳以上は130円 ※土曜・日曜日、夏休み期間は小中学生入館無料
Text:江川あゆみ(vivace)
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