食・グルメ
2018.09.06
色鮮やかさがおいしさの証！スパイス専門家が作る「サンラサー」の心と体がほっとするカレー
新宿の繁華街から少し離れ、オフィス街としての顔をもつ東新宿エリア。その一角にある小さなカレー屋「SANRASA（サンラサー）」には、店主でスパイス専門家のまりこさんが作るインドの家庭料理をベースにしたカレーを求めて多くの人が列をなすと話題になっています。1日30食限定で、ランチタイムが終わる前には必ず売り切れてしまうというカレーは、私達が想像する一般的なインドカレーとはちょっと違うようで…？その人気の秘密に迫りました！
スタンディングスタイルでも大人気！行列のできるカレー
スタンディングスタイルで、6人ほどしか入らない小さな店内は常に満員。1日30食限定のカレーを求めて、ランチタイムには毎日行列ができるんだとか！
このお店には、コーヒーとクッキーなどのお菓子のサービスがあるんです！コーヒーは食後に持ち帰ってオフィスでも飲んだりできるよう、あえて紙コップで提供しているそう。なんてうれしい心遣い！
人気メニューは1ヵ月ごとに具材が変わる「定番キーマカレー」と、週ごとに具材とルーが変わる「週替わりカレー」。どちらかの1種盛（900円～）だけでなく、両方を楽しめる贅沢な2種のあいがけ（1200円～）も楽しめます。インドの漬物であるアチャールをプラス200円でトッピングすることも可能です。
中学生のころからスパイスにはまり、スパイスの道を究めたというまりこさんの作るカレーは、インドやスリランカのカレー、そして創作カレーなどバラエティ豊か。メニューは季節やお客さんの顔を思い浮かべながら決めているそう。スパイス研究家としての顔を持つ店主の作るカレーに期待が高まります！
こだわりのスパイスがたっぷり！目にも鮮やかな絶品カレー
今回いただいたのは、今月のキーマカレー「バイマックル香るポークキーマカレー」と、「クリーミーえびカレー」のあいがけ（1200円）です。「ゴーヤのアチャール」（200円）を添えて注文しました。
まず感動したのがカレーの色鮮やかさ。野菜、スパイスなどそれぞれの色彩の組み合わせが本当に美しく、おもわず目が奪われます。では早速いただきます！
まずはキーマカレーから。口にした瞬間、バイマックルの爽やかな香りが広がります。バイマックルとはタイのハーブで、こぶみかんの葉っぱのこと。柑橘系の香りがさわやかで、カレーとの相性も抜群です。
スパイスがほどよく効いていながらも、まろやかな味。さっぱり食感で口当たりがあっさりとしているため、どんどん食べられちゃう！
次に「クリーミーえびカレー」をいただきます。見ての通り、えびが丸々1匹入っているのがうれしい！
メティ、クミンシード、フェンネルなどのさまざまなスパイスを生クリームがまろやかに包みこむ、さらっとした食感のカレーです。ターメリックで炊き上げたご飯との相性も抜群で、スプーンが止まりません！
箸休めも最高！こだわりの手作りドレッシング＆デザート
こちらのお店の特徴はカレーだけではありません。サラダに添えられた手作りのドレッシングもおいしいと大評判。この日はルバーブという野菜で作られたドレッシング。そのまま食べると酸味が強いそうですが、砂糖との相性がとてもよく、穏やかな甘みがきいたさわやかな味わいに仕上がっていました。
サービスのコーヒーと一緒に最後に楽しみたいのがデザートです！レギュラーメニューの黒砂糖とココナッツミルクのプリン、「ワタラッパン」（400円）をいただきました。
上にのったカシューナッツが水分を含み、もちっとした食感がたまらない！黒糖のほどよい甘さとココナッツミルクの風味が広がり、口の中をさっぱりとリセットさせてくれます。
スパイスは漢方などにも使われており、体を整えてくれるもの。そんなスパイスがたっぷり使われたカレーには、オフィス街のお店だからこそ、仕事の疲れを癒しつつ、ほっとする時間を大切にしてほしいという、まりこさんの思いが込められています。ランチの早めの時間をねらってぜひ行ってみてくださいね！
Text:上野郁美
●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
この記事を書いた人
