夏疲れを引きずらない!秋が旬のフルーツ&野菜のスムージーレシピ
記録的な猛暑日が続いた2018年の夏。少しずつ気温も落ち着き、秋の気配を感じるようになりましたが、まだまだ夏疲れを引きずっている方も多いのでは?疲れ気味だと、せっかくの行楽シーズンも楽しめませんよね…。そんなやっかいな夏疲れを引きずらない方法としてオススメなのが、旬の果物や野菜を手軽に摂れるスムージー。今あえてスムージーを取り入れるべき理由とともに、旬の野菜や果物を使ったレシピを栄養士の玉利紗綾香先生に聞きました!
Summary
そもそも、夏疲れの正体とは?
そもそも夏疲れの正体とは、暑さから来る食欲不振や栄養の偏り、睡眠の質の低下によって引き起こされる自律神経の乱れです。暑さのピークが過ぎ去ったのに体のだるさや不調が消えないのは、この自律神経の乱れを引きずっている証拠。
そこでオススメなのが、栄養価が高い旬の野菜や果物を効率よく取り入れることができるスムージー。なぜなら、栄養価の高い食品(果物、緑黄色野菜、ビタミンC、クエン酸)を摂ることで胃の動きが活発になり、内臓を動かす司令塔の自律神経を目覚めさせることができるから。
それでは、今日からさっそく試したい、身近な食材で作れるスムージーレシピをご紹介します!
みかんのビタミン&クエン酸パワーでエネルギーをゲット!
【材料】
にんじん…1/4本
みかん…1個
レモン…1/2(レモン汁15g)
水…30ml
【作り方】
①ジューサーに材料をいれて撹拌する
みかんとレモンを組み合わせることで、クエン酸をたっぷり摂れるレシピです。ミネラルの吸収を促進し、エネルギーを生み出す助けをするクエン酸は、夏疲れ改善に最適な栄養素。
免疫力を高めるカロテンが豊富な人参は、もっとも多く栄養素が含まれるのが皮の下と言われているので、綺麗に洗って皮ごとスムージーにするのがオススメです。
栄養価の高さはトップクラス!かぼちゃとりんごの疲労回復スムージー
【材料】
かぼちゃ…100g
りんご…1/4個
牛乳…50ml
【作り方】
①かぼちゃを600wのレンジで4分加熱する(竹串がスッと入るくらい)
②ジューサーに、かぼちゃ、りんご、牛乳を入れて撹拌する
実は、野菜の中でもトップクラスの栄養価を誇るかぼちゃ。かぼちゃに多く含まれるカロテンとビタミンEは、免疫力を高めて体調を整えたり、血の巡りをよくして体を温めたりしてくれる効果があります。
一方、「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言われるほど、りんごも栄養たっぷり。ほのかな甘酸っぱさのもとであるリンゴ酸とクエン酸が、エネルギーを生み出す手助けをしてくれます。そこへ牛乳を加えることで、全体がまとまって飲みやすい味になりますよ。
疲労回復は良質な睡眠から。豆乳の不眠改善スムージー
【材料】
ほうれん草… 2束
バナナ…1/2本
アーモンド… 5粒
豆乳…50ml
【作り方】
①アーモンドを30分ほど水に浸す
②ジューサーに、①とほうれん草、バナナ、豆乳を入れて撹拌する
良質な睡眠をとるためにオススメな食材が豆乳。豆乳に多く含まれるトリプトファンという成分は、精神を安定させて深い眠りを誘う効果を持つと言われているセロトニンの分泌を促進してくれます。
そんな豆乳と相性のよい旬の野菜が、β−カロテンを含んだほうれん草。そこへ、体の様々な不調に効果的な抗酸化作用を持つバナナと、悪玉コレステロールを減らすと言われるオレイン酸を含んだアーモンドを加えることで、深い眠りに誘ってくれるスムージーの完成!
今回は夏疲れを吹き飛ばすためのスムージーレシピをご紹介しましたが、るるぶ&more.では、おいしいスムージーが楽しめるお店も数多く掲載しています!ぜひチェックしてみてくださいね。
監修・Photo:玉利 紗綾香
栄養士・料理家
大妻女子短期大学部家政学科食物栄養卒業。料理研究家のもとで修行後、栄養士、料理家として独立。現在は栄養士の知識を活かし、専門学校講師、CM・書籍・雑誌の監修、料理教室等、多方面で活動中。
Text:蓙谷香乃
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