しっとりしたい秋の夜長は、豊かに香るキャンドルでパリジェンヌ気分に!
フランス生まれの「diptyque(ディプティック)」は、フレグランスキャンドルや香水をメインに取り扱う大人気ブランドです。世界中のセレブ御用達であるこちらの商品は、どれも物語を感じさせるような素敵な香りばかり!今回は秋の夜長にもぴったりな、お家でゆったり楽しめるフレグランスキャンドルを中心にご紹介します。
世界で愛される香りを生み出した、アーティスティックな創業者たち
表参道駅から5分ほど歩くと見えてくる「ディプティック」の看板。お店の前ですっと呼吸をすると、エントランス前に灯っているキャンドルから素敵な香りが漂ってきます。期待に胸を高鳴らせ、扉を開けると…そこには香水やボディメイク用品、キャンドルがずらり!
1961年、パリのサンジェルマン通り34番地に創業した「ディプティック」は、創始者たちが世界中から集めたアートやオブジェを扱うバザールとして始まりました。そして1968年の春、オリジナルのフレグランスキャンドルが誕生。
その後“ユニセックス”という概念が存在しなかった当時に彼らが生み出した、男女共用の香水「L’Eau(ロー)」は、今でも人気の高い香りです。どのカテゴリーにも属さないこの香水の誕生は、業界的に革命的な出来事でしたが、一般市民からは好評を得ます。そうして「ディプティック」はフレグランスのメゾンとして、名を馳せることになるのです。
香水大国・フランス生まれのフレグランスキャンドルで、気分はパリ⁉︎
さて、香水に注目が集まることの多い「ディプティック」ですが、ブランドの原点はキャンドルから始まっています。今回は、秋が深まるこれからの季節に、夜更かしのお供としてぜひ手に入れたい厳選品をご紹介!
こちらは不動の人気を誇る「ディプティック」定番の香り「BAIES(べ)」です。「一抱えのカシスの葉とバラの花束の香り」だそう。フルーティかつさわやかで、甘すぎない香りが鼻をかすめると、自然とハッピーな気持ちに!ふんわりとご機嫌な気分になれる、女性らしさを感じる香りです。
世界中の都市をイメージして作られる「City Collection(シティコレクション)」も要チェック!「TOKYO(トウキョウ)」は、都内にある「ディプティック」のブティック3店舗でしか手に入れることができません。
こちらは、新宿御苑や代々木公園を通り抜けたときの清々しさを表現しているそうです。ヒノキを想像させる香りで、木陰のなかでさわやかな風に吹かれたかのような、さっぱりとした気持ちになります。
最後にご紹介するのが「ディプティック」本店の住所から名前を取った「34」です。伝統的な調香技術と革新的な科学技術を掛け合わせ、なんと「ディプティック本店の香り」を表現しているのだとか!実際に本店へ訪れた人も驚くほど、見事に再現されているそうです。
多くのお客さんに愛されてきた「空間」の香りからは、歴史の深みを感じます。甘すぎず、クールすぎず、何かの香りが突出して主張するわけではないけど、ずっとそばに置いておきたくなる…そんな魅力あふれる香りです。
キャンドルはそれぞれのエッセンスに合わせて芯を変えているのもポイント!どのキャンドルも60時間燃えるように計算されています。芯は常に1〜2ミリの長さにトリミングしておくと、ガラスの縁が黒ずみにくいのだとか。専用のハサミもあるので、ぜひチェックしてくださいね。
1本は欲しい!「記憶」が溶け込む心地よいフレグランス
お店に来たからには、香水も要チェック!通常調香する際に意識されるのは、使う人の「人物像」や性別になります。しかし「ディプティック」の香水は、創業者たちが旅をしたなかで思い出に残った香りや景色など、実際の「記憶」を落とし込んだ香水なんです。
洗練されていながらもどこか懐かしさを感じるのは、どれも「思い出」を香りにしているからかもしれませんね。
「ディプティック」のフレグランスキャンドルはどれも、創業者、あるいは創業者の意思を継いだアーティスティックディレクターと、最高の技術を持った調香師によって作られています。今年の秋はキャンドルを灯し、作り手たちの「記憶」の香りを楽しみながら、ゆったりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
Text:中村佑衣(エフェクト)
●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。