祇園でランチに迷ったらココ!花見小路の料亭で京都を感じる御膳料理
料亭や小料理店、モダンなレストランなど、京都の中心地だけあってバラエティ豊かなグルメが揃う祇園。ランチのお店選びの時にもつい迷ってしまいますよね。今回は、やっぱり一度は京都らしい雰囲気のなかで京料理を味わってみたい、けど敷居が高いかも…というあなたに、とっておきのお店「祇園 美登幸(みとこう)」をご紹介します。
お茶屋の歴史をもつ、京風情たっぷりの懐石料亭
花見小路の料亭「祇園 美登幸」。料理屋としては約50年、それ以前は芸舞妓さんをよび、食事を楽しむお茶屋だったという100年以上の歴史をもつ老舗です。
京町屋のたたずまいをしっかりと残す純和風のお店で、お茶屋の面影も感じられるレトロな雰囲気が魅力。
舞妓さんが夏場に挨拶周りで配るうちわも多数見られます。
元々お茶屋だったということもあり、初めてのお客さんでも本物の舞妓さんをよぶことができるという「祇園 美登幸」ならではのユニークなサービスも(9000円~、要予約)。伝統的なお座敷遊びと記念写真撮影が楽しめます。
1階には中庭が見える個室のほか、小上がりの半個室とカウンター席が。2階には大小の座敷があり、さまざまな人数に対応しています。
本格京懐石を気軽に楽しめるフォトジェニック御膳
「祇園 美登幸」で出されている料理は京料理の懐石と御膳がメインで、御膳ならランチは3500円~、ディナーでも4500円~。写真はランチ御膳の「舞」。ボリュームも満点です。
鱧を焼いた小串や、だし巻き、生麩など、京都らしい品々で彩られるフォトジェニックな籠盛。旬の食材そのものの味を楽しめる、シンプルながらも丁寧な味付けで、季節を感じさせてくれます。
京都といえば湯豆腐も。このほか、汲上ゆば、ゆばのつつみ揚など、大豆料理だけでもさまざまな味で楽しませてくれ、和食の奥深さを実感することができます。
食後には季節のわらびもちとお抹茶がいただけて、じっくり京の食を堪能できる内容です。
若女将は画家!美しい絵画もお楽しみ
なんと、若女将の平野早依子さんは国内外で活動する画家という顔ももっています。2階大広間(写真)には、平野さんのダイナミックなライブペインティングの作品が飾られています。
お店に入ってすぐの通路には「ミニ画廊」というスペースがあり、こちらを鑑賞しに来店するだけでもOK(無料)。
堅苦しさを感じない居心地の良い和空間と、お値打ち価格で楽しめる本格京料理、そしてユニークな+αのお楽しみもある「祇園 美登幸」。特に初めて京都に訪れる人には、ぜひ知っておいてほしいお店です。
text:8ビートフジタ
photo:小川康貴
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。