ぽてっと黄色い物体の正体は!?ファン多数の名店の“あのスイーツ”
2019年に創業50周年を迎える、大阪・帝塚山のケーキ店「ポアール」。日々、新しいケーキが生み出されているこのお店で、創業当時から変わらない定番ケーキが「モンブラン」です。ちょっぴり変わった見た目の理由と、その実力のほどを確かめて来ました。
モンブラン好きなら絶対に食べるべき名作
こちらが「ポアール」の「モンブラン」(540円)。栗のペーストを細く絞り出す典型的なモンブランとは異なり、薄く延ばして全体を包むのが「ポアール」流です。
モンブランの名前の由来は、アルプス山脈の「モンブラン」。どちらが山の形に近いかといわれれば、「ポアール」の「モンブラン」が正解かも。
「モンブラン」の中身は、栗ペーストとの相性を考えてあっさりと仕上げたカスタードクリームと、ふんわり食感のロールケーキ。
濃厚なのに甘すぎず、ペロリと食べられます。ひとつひとつの素材がしっかりと味わい深く、組み合わせることでさらに輝きを増す…。職人さんの確かな技術と丁寧な仕事ぶりに、感謝せずにはいられない逸品です。
出合いは運命!?月ごとの「スペシャリテ」
「ポアール 帝塚山本店」のショーケースには、常時約20種類ほどのケーキが並んでいます。毎月3~4種の新作スペシャリテが登場し、人気の高いものだけが残っていくため、ケーキとの出合いは一期一会。ショーケース内はまさに毎日が選抜総選挙なのです!
こちらは、7月のスペシャリテとして登場したケーキ。チーズの食感を残すため、割いたチーズとソース状にしたものを合わせて球体に作り直すという手の込みよう。気になったケーキは、その場で即購入が鉄則です。
カフェ併設の帝塚山本店はドリンクも気になる!
香ばしいピスタチオムースとコクのあるショコラムースに、フランボワーズの甘酸っぱさを効かせた「ショコラピスターシュ」(723円)も、過去にスペシャリテとして登場したケーキ。
カフェを併設している帝塚山本店では、ドイツ・ロンネフェルト社の紅茶と一緒にいただけます。しかもセットならドリンクが10%オフに!
こちらは知る人ぞ知る「ポアール」の名物「ミックスジュース」(660円)。実は器が2層になっていて、外側にドライアイスを入れて煙を出しているんです。
50年の歴史が培った確かな技術と、日々の挑戦のなかで生み出される斬新なアイデア。その両方が詰まった「ポアール」のケーキは、ひとつひとつがキラキラ輝く宝物のよう。大切な記念日を、「ポアール」のケーキで彩ってみてはいかがですか。
Text:堀家千晶(TRYOUT)
Photo:佐伯亜由美
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