京都に新星現ル。世界大会優勝「ショコラトリーヒサシ」の魅惑の味とは?
2018年4月、地下鉄東山駅近くにオープンした「ショコラトリー ヒサシ」は、2つの世界大会で優勝されたショコラティエ・小野林範さんが営むお店。チョコレートの原料となるカカオのクオリティや配合に丁寧にこだわりながら、宝石のように美しいボンボンショコラやプチガトーを手がけています。今日のおやつは、噂の新星の味をおひとついかが?
まずは、世界が認めたボンボンショコラに舌鼓
「ショコラトリー ヒサシ」は、バームクーヘンで名高い関西の洋菓子ブランド「クラブハリエ」に15年在籍されたショコラティエ 小野林範さんがオーナーシェフを務めるお店。在籍時には2つの世界大会で優勝、準優勝された輝かしい経歴をお持ちです。
まずは、宇宙に浮かぶ惑星のように美しい小野林シェフのスペシャリテからご紹介。こちらのボンボンショコラは、お菓子のワールドカップと称されるWPTC(ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ)のチョコレート部門で、2012年にチーム優勝された際の作品を進化させたもの。
左から、ゆずガナッシュとプラリネココナッツ入りの「キャンサー」、コーヒーガナッシュとくるみのプラリネ入りの「ピスケス」、なめらかなキャラメルにマンゴーやパッションフルーツ、バナナなどをミックスした「ヴァーゴ」。
ひとくちほおばると、なめらかな舌触りと同時に2層の素材の異なる食感や味わいが広がったり、エキゾチックなフルーツの香りが弾けたり……。余韻も豊かで、しばし口福のひととき。担当ライターにとっては、これまで食べたボンボンショコラの中で間違いなく一番おいしい! ビジュアルも美しく、既存のショコラのイメージを鮮やかに覆してくれます。
ほかにも、イチジクやキャラメル、抹茶、日本酒に加え、スモーク風味を効かせたもフレーバーも!(1粒290円〜)。選ぶ楽しみがつきません。
ショーケースの奥には、小野林シェフが世界大会で授与された賞状やトロフィー、写真が並びます。等身大以上の作品も作られるのだと、びっくり!!
繊細な口どけやハーモニーが楽しめるプチガトー
ショーケースには、チョコレートやムースを使ったプチガトーも並びます。
鮮やかなグリーンとボーダー模様がポップなケーキも、2012年の世界大会で発表されたもの。ピスタチオとホワイトチョコレートのムースに、アプリコットのクリームやブラッドオレンジのジュレをサンド。はかない口どけと、多彩な味わいのハーモニーにうっとり。日本人ならクスッとくる愛らしい色や形、ネーミングにも注目です。
ランダムに割られた「カッセショコラ」は量り売り。なんと、小野林シェフのためだけにブレンドされた世界でひとつだけのオリジナルチョコレート「GAIA(ガイア)72%」が使用されているそう!カカオ本来のコクや香ばしさをシンプル味わえる一品で、コーヒーのお供にぴったりです。
イートインスペースがあるのもうれしい!
店内にはイートインスペースがあり、コーヒーや紅茶と一緒にその場で味わうこともできます。夏限定で濃厚なチョコレートのソフトクリームもありますよ。
こちらは、発酵方法にもこだわったという高カカオチョコレートを使用した、ほんのりビターなエクレアショコラ。サクサクのシューとのバランスも◎。
ほかに、飲むタイプのコーヒーゼリー「GO KU RI」(450円)、アーモンドクリームを挟み、アプリコットで酸味を効かせたスイーツ感覚のクロワッサン(380円)もなど。
秋に向けて新メニューもぞくぞく登場予定だそう! 涼しくなると無性にチョコレートが恋しくなるもの。とことんこだわり抜いたチョコレートで仕立てる魅惑のスイーツをぜひ味わってみてください。
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