大人だからこそ楽しい!見て、学んで、体験できる社会科見学スポット5選

大人だからこそ楽しい!見て、学んで、体験できる社会科見学スポット5選

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学生の頃、その作業工程や工場の風景などにワクワク感が止まらなかった社会科見学。そのときの気持ちをそのままに、大人の知的好奇心も満たしてくれる社会科見学にでかけてみませんか。るるぶ&more.がおすすめする、関西の5スポットをご紹介!

Summary

【中田食品株式会社】色々な梅干や梅酒の試飲が楽しめる!美術品展示や梅園も

創業明治30年、梅の本場・紀州で、梅干や梅酒の製造販売をしている中田食品株式会社。約1万1500坪の広大な敷地の中に、梅干工場・梅酒工場・直売店があります。

工場には、見学通路「梅回廊」が設けられ、窓越しに洗浄・選別や付け込み作業全体を見下ろすことができます。社員さんに声をかければ、一緒に説明しながらまわってもらえるので、じっくり学びながら見学することも可能。もちろん、自分のペースで自由に見学してもOKです。

工場見学だけにとどまらない、ここだけの体験にも注目!直売店のとなりにある「ぎゃらりぃ梅園」では、陶器・壺・掛け軸・絵画など、芸術工芸品を数多く展示。季節ごとに展示内容も変わるため、まるで博物館のように四季折々の芸術品を眺めることができます。また、隣には「なかた梅園」が広がり、梅の季節には15種類の梅を楽しむことも。

木の香り漂う風流な建物が好評の直売店では、梅干の試食、梅酒の試飲ができます。これぞ、大人だからこそ楽しめる社会科見学!ずらりと並べられた梅干や梅酒、味の違いを比べてみて。

【ダスキンミュージアム】遊んで学べる“お掃除”アトラクションやドーナツ作り体験

“おそうじ”と“ミスタードーナツ”を体感してもらうために設立されたダスキンミュージアム。2階のおそうじ館にある、無料の体感型シアターアトラクション「ダスキンダストバスターズ」では、楽しみながら“おそうじ”について学ぶことができます。設定はミクロの世界。ホコリの住みかになっている部屋を冒険し、コントローラーを使ってハウスダストをシューティングで撃退しましょう。3面映像なので迫力満点です。

1階のミスドミュージアムでは、本格的なドーナツの手作り体験ができます。生地のばしや型抜きからはじまり、ドーナツができるまでの所要時間は約100分!パッケージに絵を描けば、まさに自分だけの特別なオリジナルドーナツが完成。事前予約が必要なので、忘れずに。(ドーナツ作り体験は1人500円)

予約不要の「ドーナツワゴンミニ体験」は、3種類の中から好みのドーナツボールを選んで、デコレーション体験セットで自由にトッピング。オリジナルドーナツを10分程度で作ることができるので、時間がない人はこちらがおすすめです。(ドーナツワゴンミニ体験は1人200円)

【相撲館 けはや座】土俵上での貴重な体験!相撲に関する豊富な資料も充実

相撲発祥の地・葛城市にある相撲館けはや座。靴のまま自由に上がることができる館内の土俵は、なんと本場所と同サイズ!着ぐるみなどを無料で借りられるうえ、あらかじめ頼めば、本格的にまわしを巻いてもらうこともできるんです。土俵の上で“お相撲さん”のなりきり写真を撮って盛り上がってみては?展示土俵であるため、老若男女問わず自由に土俵に上がれるので、貴重な体験となりそうです。

もちろん、土俵を囲む升席に座ってみることも可能。さらに館内には、相撲関連の書籍をはじめ、古い番付や星取表などの資料が約1万2000点も所蔵されているという充実ぶり!相撲ファンなら何時間でも過ごせそうです。相撲ファンでなくても、新鮮な発見があるはず。

また、けはや座の近くにはハイキングコースや、歩いて10分の所に国宝の本堂を持つ當麻寺(たいまでら)があるなど、周辺散策が楽しめるのも魅力のひとつになっています。

【田辺三菱製薬史料館】レトロなおとな空間で巡るくすりの歴史

創業から340年、日本の製薬企業のなかで最も古い田辺三菱製薬の史料館は、レトロ好きにはたまらない場所です。

田辺三菱製薬のルーツとなる田邊屋は、もともと産前産後の女性の止血や打ち身のための合薬「たなべや薬」からはじまったそう。館に一歩足を踏み入れると、創業当時から店先にかけられていた「たなべや薬」の看板や提灯がお出迎え。再現された明治期の店構えとくすりの町・道修町で、昔に一気にタイムスリップ。くすりの取引の中心地としてにぎわった時代に思いを馳せながら、十二代当主の映像が語る、くすりやお店の歴史を聞くことができます。

和漢薬の世界から今の西洋薬へのうつり変わりを、日本の近代化の歴史とかさねながら学べるのも満足感あり。特に、レトロ感たっぷりの当時の薬瓶やポスターたちは一見の価値あり!それぞれのくすり屋さんが意匠を凝らし、バラエティにとんだ瓶やパッケージが作られていた時代が映し出されます。

私たちの生活の中にありながら、なんとなくなじみの薄いくすりの世界を、おさんぽ感覚で巡りながら、楽しく学べるおとなの館です。

人と防災未来センター/崩れ行く街や実験で災害の恐ろしさを実感

1995年に起きた阪神・淡路大震災の経験と教訓を伝えるミュージアム。天災の被害と自らの防災・減災(非常持ち出し品や家族の連絡手段等)を考えてもらうことを目的に作られました。

「1.17シアター」では、震災時の破壊の凄まじさを、迫力のある音とともに7分間の映像で見ることができます。また、そのときの街並みを再現した「震災直後のまち」では、実際に歩きながらじっくりと隅々まで見ることができ、まるでその場に自分がいるかのようなリアルさに包まれます。

実験ステージでは「液状化」について、ボランティアが装置を使って説明をしてくれます。地震に見立てて装置を揺らすと、水が浮き、地面が分離。ビルに見立てた建築物が埋もれて倒れていき、地中にあったボールが浮かび上がって…。ニュースで聞いたことのある「液状化」がどんなものか、目で見て実感することができます。

ほかにも3Dメガネで見る実際の被災地の映像シアターや、防災の知識を身につけるゲームや紙芝居などもあり、阪神・淡路大震災だけにとどまらず、幅広く防災について学べます。

日々の生活に寄り添うさまざまな企業の社会科見学。大人になってからこそ、学べることや感じることが多くあるものです。秋のおでかけは少しアカデミックな気分で、社会科見学にでかけてみませんか。

text:稲見亜矢子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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