瑠璃色の清流、天然のかき氷。“水の癒し”を求めて丹生川上神社へ

瑠璃色の清流、天然のかき氷。“水の癒し”を求めて丹生川上神社へ

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緑の山々と清流に抱かれた奈良県東吉野村。ここに水のすべてを司る女神を祀る、創建1300年の古社「丹生川上神社 中社」があります。近くには、三方向から川が合流するエメラルドグリーンの聖域「夢淵(ゆめぶち)」があり、夢のような絶景も!9月の週末は、清らかな水のパワーで日常の疲れをリフレッシュしてみませんか?

Summary

水の神さまの聖地でいただく、天然かき氷

緑豊かな森に朱色の鳥居が映える「丹生川上神社 中社」。創建は飛鳥時代の675年、乎牟漏岳(こむろだけ)を背に立ち、目の前を清らかな高見川が流れる、東吉野の自然に抱かれた古社です。

アクセスは大阪市内から車で約1時間30分〜2時間。高見川に沿って向かう道中の景色も爽やかです。

ご祭神は、水神として名高い「罔象女神(みづはのめのかみ)」。水に関する一切を司る女神さまで、古来地元の人々は日照りが続けば降雨を、雨が続けば止雨の祈願をしてきたとか。その力は偉大で、遠く平安京の都にまで知れ渡っていたそうです。

天然氷のかき氷 300円
天然氷のかき氷 300円

水の神さまを祀るこちらならではのお楽しみが、奈良・橿原の天然氷を使ったふわふわのかき氷! 屋外にテーブルがあり、社殿を眺めながらいただくことができます。やさしい冷たさ、澄んだ味わいは天然の氷ならでは。すーっと体にしみ渡り、厳しい残暑の疲れを癒してくれます。

樹齢1000年を越える「叶えの大杉」、樹齢800年の2本の杉が並んでそびえ立つ「相生の杉」など、境内には長い歴史を感じさせる御神木も。心願成就、縁結びなどのご利益があるそうですよ。

瑠璃色のパワースポット、夢淵と東の滝へ

境内散策後は、東へ徒歩1分の場所にある「夢淵」を訪ねましょう。三方から川が合流する珍しい聖域で、せせらぎの色はなんとエメラルドグリーン! 古代には、この場所で神武天皇に御神託がくだったこともあるとか。

午前中はより透き通って明るく、午後は深みを増していくという水の色の変化も見所です。

赤い太鼓橋の奥には、「東の滝(ひんがしのたき)」があります。こちらも古代から親しまれてきた聖域。ひんやりとした厳かな空気に包まれ、ここだけ異次元のよう!マイナスイオンもたくさん出ているそうで、癒し効果も抜群です。

滝の上にはかわいらしい祠(ほこら)も。清々しい空気が流れます。 

かわいい水占いや御朱印もお楽しみ!

丹生川上神社には、「水」にまつわる縁起ものがたくさん。「幸せおみくじ」(300円)は、水に浸すと占いが浮き上がってきます。ぜひ運試しを!

写真上は「丹生の真名井(にうのまない)」。裏山を水源にした御神水が、今も井戸からこんこんと湧き出ているとか。釣瓶(つるべ)で汲み上げる昔ながらのスタイルも新鮮!ありがたいお清めの水なので、ぜひひと口いただきましょう。味わいもまろやかです。

おみやげには、神社の地下200mに眠る天然水を詰めた「天つ水」(小200円、大300円)はいかが?ボトルのデザインもお洒落です。

最後に御朱印をいただくのもお忘れなく。宮司さんの流麗な筆文字にうっとりしてしまいます!

東吉野村の自然に魅せられ、近年は都心から移住する若い世代もたくさん。近くにはセンスのよいコミュニティカフェや自然酵母のパン屋さん、キャンプ場もあります。ぜひ一緒に訪ねてみてください。

text:ヤマグチノリコ
photo:マツダナオキ

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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