明るくて美しい水辺の彼岸花で秋を感じる【Masaの関西カメラさんぽ9】
毎年、彼岸時期になると、田んぼのあぜ道や道路沿いに真っ赤に咲き出す花があります。その名の通り彼岸花という名前で、関西でも色んなところで見られるのですが、中でも広範囲にわたって群生しているのが滋賀県の高島市にある桂浜園地です。ほかの有名スポットとは違って、すぐ横が琵琶湖になっており、田んぼやあぜで見るものとは、また違ったイメージで楽しめます。真っ赤に広がる絨毯は一見の価値ありですよ。
Summary
琵琶湖沿いの木の周りに咲き乱れる真っ赤な絨毯が圧巻
迫力のある木の周りには、彼岸花の群生が。何株かが固まって咲いており、本当に赤い絨毯のようです。
地味なイメージの彼岸花ですが、光が入ると明るくて、笑顔でさらに明るくなりますね。
奥には広い琵琶湖が広がっているので、奥行きもあり、彼岸花の暗いイメージとは違って、明るい景色が見られるのも特徴ですね。
木々の隙間から入る木漏れ日は心地よいスポットライト
琵琶湖沿いの木々は、絶妙に光が入り、綺麗に照らしてくれます。思わず写真を撮りたくなりますね。
台風などの被害もあり、倒れたり折れたりしている木もあります。むやみに触って、けがなどしないように気をつけてください。また、彼岸花の群生地は、コスプレ好きの聖地にもなっているようで、毎年凝った衣装のコスプレイヤーにも遭遇できますよ。
春には赤色とは違った、白い爽やかな景色が一面に!
真っ赤になるこの場所も、春には「ハマダイコン」の花で真っ白になるのです。同じ場所とは思えませんよね。
大根はかなり辛いらしいですが、花はふわふわとしていて、まるで雲の上にいるみたい。
全国でも人気のメタセコイア並木は季節を通して行きたいスポット
桂浜園地から、車で15分ほど行くと、大人気スポットのメタセコイア並木があります。これから秋の時期は、全国の行きたい紅葉ランキングでも毎年上位に入る場所です。
2.4km、500本ものメタセコイア並木は、どの季節でも感動すること間違いなしですが、道路の起伏が激しくジェットコースターのようになった場所は一番のお気に入り。上の写真は夏、下の写真は冬の様子。同じ場所でも季節によって全く雰囲気が変わるので、色んな季節に行きたくなりますね。
光が出てくると道路は、木の影が出来てシマシマ模様になります。この景色は、ぜひ見てほしいです。
同じ並木も横から見るとまた違った美しさがありますね。
季節を通じて滋賀県らしい風景が楽しめる高島市は、琵琶湖の北西に位置します。この辺りが一番、琵琶湖も綺麗に見えるので、滋賀観光を頼まれたら、一番に案内する場所です。
今回は初秋の彼岸花ですが、これからの紅葉、雪の時期、桜の時期と、まだまだ楽しめる景色がたくさんあるスポットです。車がおすすめですが、JRの駅からはレンタサイクルもあるので、ぜひ空の広い琵琶湖沿いを楽しんでください。
■桂浜園地(かつらはまえんち)
住所:滋賀県高島市今津町桂
TEL:0740-33-7101(びわ湖高島観光協会)
定休日: 無休
料金: 散策自由
■メタセコイア並木(めたせこいあなみき)
住所:滋賀県高島市 県道 287 号線
TEL:0740-33-7101(びわ湖高島観光協会)
定休日: 無休
料金: 散策自由
photo:西山雅彦(@masa_nikonist)
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