マルシェ、ダイニング、宿。ワクワクが詰まった複合施設を那須旅の拠点に
ここ数年、おしゃれなお店が続々と増えている栃木県の黒磯、通称「裏那須(うらなす)」。その中でも中心となって町を盛り上げているのが「Chus(チャウス)」です。マルシェ、ダイニング、ゲストハウスが一つになった空間。那須の豊かな食が味わえる、おしゃれでアットホームな「Chus」の魅力をご紹介します。
Summary
「軽トラ朝市」から始まった、那須のおいしいものを分かち合う”大きな食卓”
「Chus(チャウス)」の元祖は、オーナーの宮本さんが2009年から1人で始めた「軽トラ朝市」。軽トラの荷台に那須の豊かな食材を詰め込み、販売していたそうです。
その後、朝市をいつでも楽しめる実店舗としてオープンさせたのが「Chus」でした。「チャウス」の由来は、茶臼岳(ちゃうすだけ)という那須の山。“大きな食卓を囲む”というコンセプトのもと、那須のおいしい食を通じて人々の交流のきっかけとなる場を提供しています。
ハマる人続出の、マルシェのイチオシ商品って?
1階のマルシェには、季節や日によって採れる新鮮な那須の野菜や加工品などがずらりと並びます。
特に人気の商品は「バターのいとこ」(756円)。那須は酪農が盛んな地域。そこで、牛乳からバターを作るために出る90%もの無脂肪乳の価値を高める商品を作りたい、という想いで生まれたのが「バターのいとこ」。
「Chus」と、那須にある「森林ノ牧場」との共同開発で作られました。
中身は、ゴーフレットというやわらかいワッフル生地の間に、無脂肪乳から作られたミルク感たっぷりのジャムが塗られたお菓子です。味はやさしい甘さで「ふわっ・シャリッ・とろっ」という3つの食感が味わえるお菓子。
一つひとつ「Chus」の厨房で手作りされているため数量が限られており、ネット販売もしていないため、毎日完売になることがほとんどです。
那須の食材をおいしく味わえるダイニング。イベントにも注目!
ダイニング「TABLE」では、12〜23時のあいだ、ランチやカフェ、バー&ダイニングとしてお食事が楽しめます。
こちらは定食ランチ(1296円・税込)。
この日は
・越田商店の焼鯖
・那須の農園で育った甘みの強い味恋(あじこい)トマト
・地元の米農家さんのお米
・那須の地酒屋さん蔵楽(くらら)さんの手作りお味噌を使ったお味噌汁
など、那須の食材や全国から選りすぐりの一品をたっぷり味わうことができます。
また、併設ゲストハウスに宿泊した人は、ここで朝食をいただけます。パンは黒磯駅の目の前にある「KANEL BREAD(カネル ブレッド)」のもの。
ダイニングは、大きなテーブルをみんなで囲む形式で、知らない人同士でも自然と交流するきっかけの場となっています。
また、定期的にイベントを開催しています。
取材日は、夏の間だけ毎週開催されているビアガーデンの日でした。地元の方、ゲストハウスに宿泊する旅人、近くのお店のマスター。色んな人が一緒になってにぎわい、那須の食を囲みながら楽しいひと時が過ごせます。
那須旅の拠点に!女子の好きが詰まったゲストハウス
2階部分はゲストハウス。
ドミトリー1泊1人3,700円〜というリーズナブルな値段も魅力です。
1つ1つのベッドが個室になっていて、プライベート空間もばっちり。
中は意外と広々していて、荷物を置くスペースやセーフティーボックスもあって安心です。
コンセントも2つ、手元灯も。
1人でゆったり使うにもぴったりなダブル。
シンプルだけど広々使えるツイン。
その他に、3階には24時間使えるラウンジが!
そしてトイレとシャワー、洗面所は共有。
男女別なので安心して使えます。
何より、このキレイさ!
とっても清潔な上におしゃれなので、女性にも嬉しい限り。
シャワールームにはLEAF&BOTANICSのナチュラルなシャンプー・コンディショナー・ボディーソープを完備。
駅周辺にはここ数年でおしゃれなお店が増え、電車や車で少し行けば温泉や高原にも近い黒磯。そこで「食」を通して那須の魅力を伝え、人々の交流のきっかけとなっているのが「Chus」でした。
温泉やレジャーだけではない、新しい那須の注目スポット「裏那須」の旅の拠点に、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。
text:てい えみ
photo:草葉あゆみ(一部除く)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。