那須の隠れた名所!「黒磯」で雑貨・カフェ・パン屋のおしゃれスポットを巡ろう
東京駅から東北新幹線を乗り継いで約1時間半。栃木県の黒磯駅周辺は、ここ数年でおしゃれなカフェやお店が急増している注目スポットなのです。観光やレジャーで有名な那須塩原市の隠れた名所=「裏那須」とも呼ばれる黒磯。今回はなかでも特におすすめしたい4つのお店をご紹介します。丸1日楽しめる素敵なお店が立ち並ぶ黒磯へ、週末さくっと出かけてみませんか?
Summary
栃木のおしゃれな街「黒磯」とは?
2005年に那須塩原市となった栃木県の黒磯エリア。もともとカフェで有名な町ですが、ここ数年でおしゃれなショップが続々登場し、話題となっています。温泉街や高原リゾートのイメージが強い那須塩原市ですが、昔ながらの風情を残した街並みや、最新のおしゃれショップなど、わざわざ行きたくなるようなスポット満載!ぜひ1日ゆっくりとお散歩を楽しんでみませんか。
家に飾りたくなるお花がいっぱいの雑貨屋さん「Dear, Folks & Flowers」
まずはインスタグラムで写真を見て思わず「かわいい…!」と一目惚れしてしまった、「Dear, Folks & Flowers(ディア フォークス アンド フラワーズ)」。
店内には「お花を暮らしの中に取り入れる」ことをテーマに集められた、お花にまつわるアンティーク小物や雑貨などがセンスよく並べられています。
そのどれもが、店主の樋爪さんが国内外からご自身で買い付けたこだわりの1点もの。
入り口に置かれた20種類ほどのお花は、どれも普段はなかなか見ることのないめずらしいものばかり。日々、季節や樋爪さんの気分によって入れ替わるため、翌週には1つとして同じお花はありません。まさにその時、ここでしか出会えないお花たちなのです。
特に人気なのは「今日のブーケ」(1000円ほど)という小さな花束。手軽に持ち帰れるサイズなので、おみやげ感覚で買って帰る人も多いのだそう。
また、ここにあるお花はどれも生けて終わりではなく、その後もドライフラワーにして長く楽しめるもの。実はこのあとご紹介する黒磯の他のお店でも、「Dear, Folks & Flowers」のお花が飾ってあるのをよく見かけました。
「お花をもっと身近に」「お花に興味のなかった人にも、お花を楽しんでもらうきっかけになりたい」。そんな樋爪さんの想いがあふれる、こだわりの詰まったお店です。
100%国内産の小麦から作るパン屋さん「KANEL BREAD」
黒磯駅の目の前にあるパン屋さん、「KANEL BREAD(カネル ブレッド)」。
こちらのパンのこだわりは、100%国内産の小麦とライ麦を使っていること。日本全国の産地や品種、生産者によって異なる麦を使い分け、香りのバランスや目指す食感などに合わせて調整しているのだそう。
また、特にバゲッドなどのハード系のパンがおすすめですが、水分をやや多めにし、日本人の好みに合ったパンに仕上げているのも特徴。
圧倒的人気なのが「あんバターサンド」(360円)。自家製のあんと厚切りバターが挟まってしっとり味わえるパンです。
土日には遠方からわざわざ買いに来る人も多い人気店なので、お昼前までに行くのがおすすめです。
シドニー発の本格コーヒーとパンが自慢の「Iris BREAD & COFFEE」
「KANEL BREAD」のすぐ隣にあるのが「Iris BREAD & COFFEE(イリス ブレッドアンドコーヒー)」。こちらではKANEL BREADで購入したパンを食べることもできます。
ナチュラルな雰囲気で落ち着く店内。
女性におすすめのメニューは「グラチネ」(750円)。フォカッチャに、自家製ハムとベシャメルソースを使ったクロックムッシュです。中はふわとろの生地とソースが広がっていて、ボリュームもたっぷり。サラダもたっぷり!
また、コーヒーはたくさんの中から選び抜かれたという、オーストラリアのシドニー発祥の「シングルオー」の豆を使っています。
一杯ずつていねいに淹れられたコーヒーやラテは、パンとの相性もばっちりです。ぜひ一緒に嗜みたいですね。
大正時代から残る古き良き建物のカフェ「カフェ・ド・グランボワ」
大正5年に建てられたという、旧・黒磯銀行だった建物をカフェに改装した「カフェ・ド・グランボワ」。歴史を感じる石造りの建物は当時のままなのだそうです。
店内もレトロな雰囲気。
人気のメニューはオムライス(1000円)。お客さんの口コミから次第に人気が広がり、今では定番メニューの1つに。長時間かけて煮込んだデミグラスソースはしっかりコクがあって絶品です。卵は同じ栃木県の大田原市のものを使用しており、ふわっふわでとろとろの卵が濃厚なソースをまろやかにしてくれます。
おしゃれで感度の高いお店がここ数年で続々とオープンした黒磯駅周辺。これまで那須と言えば高原やレジャーといったイメージがありましたが、実はこの「裏那須」エリアだけでも十分楽しめるお店がたくさん。どのお店も黒磯駅から歩ける距離なので、週末の電車旅にぴったりです
text:てい えみ
photo:草葉あゆみ
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