メニューはアナタ次第。記念日ランチにもおすすめしたい代官山イタリアン
「RISTORANTE YAGI(リストランテ ヤギ)」は、代官山の旧山手通り沿いにある隠れ家イタリアン。メニューはなく、予約時に好みを伝えれば、それに合わせた料理を出してもらえるのがこちらのお店のスタイル。そこでは今回はランチを体験!どんな料理が運ばれてくるのか、期待を膨らませながら待つ時間も楽しいんです。
運ばれてくるまでお楽しみ!オールおまかせのランチ
「リストランテ ヤギ」には、メニューはありません。とはいえ、おおまかなメニューの流れは決まっていて、例えば2800円のランチなら先付け、前菜、パスタ2種類、デザートという構成。
予約時に苦手な食材や味付けなどを伝えれば、好みに合わせた料理を出してもらえます。テーブルに運ばれてくるまで、どんな料理が出てくるのだろうというワクワク感もたまりません。
今回は「るるぶモール レストラン予約」限定のランチの一例として、取材時のメニューをご紹介します!
まずは先付けの「鮎とジャガイモのサラダ」。グリルされた鮎とシャキシャキとしたジャガイモが相性バツグン。コースのスタートにぴったりのひと品です。
前菜は「穴子のパステッラ ストラッキーノとパルマ産プロシュート」。パステッラとは衣揚げのこと。「リストランテ ヤギ」ではガス入りの水で生地を溶いた衣で穴子を揚げていて、外はカリッと中はふんわりとした仕上がりです。
パスタは「イサキのスモークとルーコラセルバティカ ペコリーノのスパゲッティーニ」。
ややピリ辛のイタリア野菜、ルーコラセルバティカが、チーズを絡めたスパゲッティーニのアクセントになっています。
メインの「金華豚肩ロースとナスのグリル サマートリュフ添え」は、目の前に置かれた瞬間からサマートリュフの香りが漂います!金華豚肩ロースのほどよい甘みが最高。ちなみに、メインは予約時に肉か魚を選べます。
こちらはデザートの「桃とマスカルポーネのムース」。爽やかさのなかにも桃の優しい甘みが広がり、ランチの締めくくりにぴったり!
大満足のボリュームで、どの料理も食欲をそそるような盛り付けがうれしいですよね。
見目麗しい料理の数々、シェフのこだわりポイント
「リストランテ ヤギ」の八木康介オーナーシェフは、都内のイタリアン数店舗で修業した後、イタリアへ渡り、フィレンツェの三ツ星「エノテカ・ピンキオーリ」をはじめ、イタリアの北部・中部のお店で5年間、腕を磨いた実力派。
なぜ固定メニューのないスタイルにしたのか伺ってみると、「食材の仕入れの状況やコンディションに応じて、その時、いちばんクオリティが高い料理をお客さまに楽しんでいただきたい。それを実現する方法を考えたとき、固定メニューをもたないスタイルにしようと決めました」とのこと。
例えば、常連のお客さまに、メニューにはないけど、いい食材が入ったらということで料理を出してすごく喜んでもらったり、固定コースがあっても“苦手なものあるんです…”と言われるお客さまがいらっしゃったり…。そんな出来事が今のスタイルへと導いてくれたそうです。
ちなみに秋はサンマ、松茸、万願寺唐辛子、ナス、かぼちゃなどがおすすめとのこと。
陽光が降り注ぐスタイリッシュな空間
お店は地下にありながら陽光が差し込み、スタイリッシュで落ち着きのある空間。壁やタイル、天井からテーブルの配置まで、すべて八木シェフが考えたそうです。
ほかのお客さんとの席のスペースがしっかりと確保されているので、ゆったりと食事の時間を過ごせるのもうれしいポイント。
壁には飾られているのは、ドイツ人版画家のアルブレヒト・ビューラーの作品。イタリアワインのラベルにもよく使われているとか。さりげなく置かれた年代物っぽい洋書もステキ!
日々変わる食材を見極めて、八木シェフが生み出す料理はどれも間違いのないおいしさ!いつもとはちょっと違った優雅なランチを楽しみに「リストランテ ヤギ」ぜひ訪れてくださいね。
Text、Photo:粟屋千春
●ミネラルウォーター代として1名様400円が別途かかります。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。