20種以上のカラフル野菜!栄養満点×ヘルシーな、野菜が主役の横浜レストラン
「健康のために野菜をとらないと…」そう思っていても、忙しいとつい食生活が乱れてしまいますよね。横浜・菊名にある「野菜レストランさいとう」は、その名の通り野菜を中心とした料理が自慢のフレンチレストラン。地元・神奈川でとれる新鮮野菜と肉・魚を使った、五感が喜ぶご褒美ディナーで、日ごろの野菜不足を解消しませんか?
出版社出身!異色のシェフによる野菜メインのヘルシーフレンチ
横浜・菊名にある一軒家フレンチの「野菜レストランさいとう」。東急東横線菊名駅から東口を出て徒歩3分、閑静な住宅地のなかにあります。大きな「saito」の文字が目印です。
店へ入ると、明るい「いらっしゃませ!」の声が。その声の主は…
オーナーシェフである齊藤良治さん。いつも店先のキッチンから、自らお客様を出迎え、お見送りしています。
齊藤さんは元出版社勤務という異色の経歴の持ち主。サラリーマン時代、激務と食生活の乱れから、体調を崩したという齊藤さん。それから食の大切さ、特に野菜の重要性に目覚め、脱サラを決意。料理学校に通った後、横浜市内のフレンチレストランで修行を積み、食の世界に飛び込みました。
「野菜レストランさいとう」は地産地消をモットーに、神奈川県の農家さんから直接野菜を仕入れています。仕入先を決める際には、齊藤さんが農家さんに足を運び「野菜の表情」を見ているとのこと。野菜への並々ならぬ愛情を感じます。
食事環境を考えて、建材にもこだわりを
ウッディで落ち着きのある店内は、高い天井が開放感いっぱい。建築資材にもこだわっていて、壁には宮崎県シラス台地の火山灰を使用。壁自体が呼吸をして、空気をきれいにしてくれるそうです。天井の塗料は消臭効果が期待できる竹炭が入ったものとのこと。食事環境まで考えた、細やかな配慮が嬉しいですね。
では早速お食事を!「野菜レストランさいとう」は、コース料理のみのご提供です。今回は、お肉とお魚のWメインが楽しめるディナーコース「きわみコース」(5400円、税・サービス料込)をご紹介します。
1回の食事で20種類以上!地元産の新鮮野菜がてんこもり
こちらがお品書きです。料理名がとっても長いのは「どんな食材が使われているかを伝えたいから」とのこと。なお、メニューは1ヵ月ごとに変更。仕入れには齊藤さんが農家さんへ出向き、野菜を見てから内容を決めているそうです。
こちらは冷前菜プレート。カラフルな野菜は見るだけでも元気が出そう!三浦半島で水揚げされた魚のカルパッチョは中華風ドレッシングで。右側は茄子が主役のサラダ。シェリー酒酢のドレッシングはお酒の香りが漂い、ほんのり大人味です。
なお、お店ではナイフやフォーク以外にお箸もご用意。気軽に肩ひじ張らないフレンチをモットーとする「野菜レストランさいとう」ならではの心配りです。
次はタマネギの冷たいポタージュ。タマネギをまるまるひとつ使った、贅沢なスープです。材料はなんと、タマネギと水と塩のみ。やさしい甘みをシンプルに味わえる一品です。
Wメインの魚料理も野菜が中心。オクラ、ツルムラサキ、そうめんカボチャ、シシトウなどがふんだんに使われています。右にはモロヘイヤのソース、左は自家製カレーソースで、あっさりした野菜のにコクをプラス。写真からは見えませんが、下には玄米とジャコのピラフが。
肉料理は、神奈川県産のブランド豚「やまゆりポーク」のロースト。周りを囲むのは浜ナシとイチジク。大葉をソースにした「大葉ベーゼ」が全体を引き締めています。
デザートは「ブドウのカクテル仕立て」。旬のブドウ(ピオーネ、巨峰など)とアイスに、ブドウゼリー、ハーブのゼリー、ブラマンジェなどが何層にも。ブドウとハーブの爽やかなハーモニーが楽しめます。
コースには常時20~30種類の野菜を使っているそう。日頃の野菜不足をリセットできる内容です。
なお、ワイン(グラス500円~)も豊富に用意。料理に合うおすすめワインも提案してくれるので、迷ったら聞いてみてくださいね。
Text & Photo :矢羽野晶子
●紹介しているコース料理の内容は1ヵ月ごとに変更します。掲載メニューは取材時のものです。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。