ヒーリング効果たっぷり。山梨の"森の蒸溜所"で飲むウイスキーが最高!
「白州蒸溜所」は、広大な森と天然水に恵まれた南アルプスの麓に佇んでいます。今回はサントリーの第二の蒸溜所、標高約700mの高地にある“森の蒸溜所”へ行ってきました。蒸溜所に足を踏み入れると、ウイスキーの甘いふくよかな香りが漂っています。今回は、こちらの製造工程見学とテイスティングが付いた白州蒸溜所ツアーに参加してきました。
「白州」を五感で楽しめる、有料見学ツアーに参加
入口ゲートで受付を済ませ、木漏れ日が美しいレンガの小道を抜けたところにあるウイスキー博物館で集合。白州蒸溜所の自然環境などを聞いてから製造工程へ向かいます。製造工程の見学は約40分、テイスティング約40分と全体で約80分のツアーです。(白州蒸溜所ツアー1000円、要予約)
白州蒸溜所の特徴は木桶の発酵槽を使用していること。発酵槽に住みついている乳酸菌などの働きにより、“森の蒸溜所”ならではの風味を生み出しています。発酵の次は、蒸溜。蒸溜釜の形状の違いでタイプの違う原酒が生み出されているのですが、ここまで様々な蒸溜釜を取り入れている蒸溜所は世界でも珍しいそうです。
少し離れている樽貯蔵庫へバスで移動。扉を空けると、華やかなウイスキーの香りが。お酒に弱い人はこれだけで酔っちゃうかも…。ぎっしりと並べられた樽たちは10年、20年、30年という長い年月の熟成の時を過ごしています。
製造工程見学後はゲストルームでテイスティングタイム。出されるのは3種類(ホワイトオーク樽原酒、ライトリーピーテッド原酒、シングルモルトウイスキー白州)と森香るハイボール用シングルモルトウイスキー白州の4グラス。チョコとナッツなど気の利いたおつまみ付きです。
試飲はまず色を見て、グラスを軽く回して香りを確認。ウイスキーと同量の天然水(常温)を注ぐトワイスアップという飲み方で、香り、味わい、余韻を楽しみます。3種類の違いを味わってみて!
最後に白州森香るハイボールの作り方のレクチャーです。この森の空気、同じ「白州」で育まれた天然水で作る氷と炭酸水、すべてが揃っているからなのか…?手順どおりに作っただけなのに、普段飲んでいるハイボールとは比べ物にならないほどおいしいハイボールが完成しました。大満足!
森のレストランで地元食材ランチと白州森香るハイボールを
敷地内にある森のレストラン「ホワイトテラス」(10時30分〜16時30分L.O.16時)ではウイスキーと相性がよい料理やおつまみがいただけます。地元の食材を活かしたおすすめメニューは季節ごと(3ヶ月ごと)に新しくなります。秋はバターチキンカレー・バターライス/サラダ添え・スープ付(1300円税込)。甘口なのにほんのりスパイシーなカレーは、スッキリした「白州」の味わいにぴったり!
ここでいただくドリンクは「白州森香るハイボール」(750円)が一押し!小鳥がさえずり、森に包まれるような気分になれるテラス席にお似合いです。実はウイスキーはカロリーが低く、糖質ゼロ!さらに樽材由来のポリフェノールが溶け込んでいるんですよ。
BAR白州でお気に入りのウイスキーに出会う
もっとウイスキーを飲みたい、という人は「BAR白州」(10時00分〜16時30分/L.O.16時)へ。世界各国のウイスキーが並ぶメニューから好みを選ぶのは大変なので、バーテンダーの方に甘め、癖が少ないほうがいいなどリクエストしてみましょう。アドバイスをもらって新たなウイスキーと出会うことができるのが醍醐味です。
おみやげはファクトリーショップ「イン・ザ・バレル」(9時30分〜16時30分)で。蒸溜所限定の「ピュアチョコレート(980円)」や白州うすづくりタンブラー(1296円)、ウイスキー樽を使った樽材グッズなど、ほかでは手に入らないレアも多く取り揃えています。
ウイスキー博物館1階は、白州の森をイメージして2018年5月にリニューアル。この森に生息する野鳥の鳴き声が聞ける仕掛けなど体感できる展示もステキです。ヒーリング効果たっぷりの“森の蒸溜所”。一年を通しておすすめの場所です。
text:下西由紀子(3jags)
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