秋の課題図書は見つかった?文学女子必訪の文化的な書店「SNOW SHOVELING」へ
秋と言えば食?スポーツ?…いやいや、読書でしょう!そんな文化系女子に、この秋ぜひ訪れてほしい書店が「SNOW SHOVELING(スノウショヴェリング)」です。実りの秋、心をより豊かにしてくれる1冊と出合いに出かけましょう!
毎日をもっと豊かに!駒沢にひっそりたたずむカルチャースポット
駒沢大学駅から20分ほどに位置する「SNOW SHOVELING」。ドアを開くと6000冊を超える書籍や、アート作品、雑貨などが出迎えてくれます。
店主の中村さんはこれまで、ご自身が本に救われた経験が多かったのだとか。そのため「より多くの人に、読書体験を通して人生をより楽しんでほしい」という思いが生まれたそう。そうして「SNOW SHOVELING」は誕生したのです。
セレクトされている本の基準はふたつ。ひとつはズバリ、「いい本」!世の中に迎合していないものや、二番煎じでない、中村さんの思う「質のいい本」が並びます。そしてもうひとつが「本棚にふさわしい本」。読んですぐに手放せるようなものでなく、ずっと側に置いておきたいと思える本をセレクトされているそう。
ただ消費するだけでなく、言葉に触れて知識や教養を深める、本当の意味で文化的な読書を楽しむためのラインナップです。
じっくり読んで、長く付き合いたい。店主おすすめの3冊
今回は中村さんに「るるぶ&more.」読者の皆さんへ、おすすめの本をセレクトしていただきました。こちらは寺山修司の秘書として知られる、田中未知さんによる「質問」です。この1冊には、365個の「答えのない質問」が用意されています。たとえば「あなたにとって花は何の役に立ちますか」など、正解のない質問ばかりです。
正しい答えや、結果を出すことが求められる日々に疲れた…なんてときに、パラパラとめくってみましょう。考えているうちに凝り固まった頭は柔らかくなり、自分を深く見つめなおすことができるはず!
続いてご紹介するのが、読むだけで旅した気分が味わえる「NEW YORK BOOKSTORE NOTE Brooklyn」。実は中村さんご本人が撮影、執筆された1冊なんです!本の買い付けに度々ニューヨークを訪れている、中村さんおすすめの書店が紹介されています。北米へ旅行の予定がある文学女子は必携です!
最後にご紹介するのが、誰もが知る現代の文豪、村上春樹さんによる「東京奇譚集」。読後にわずかな違和感が残る、東京を舞台に日常と非日常が交錯する短編集です。
文学好きだけど、実は村上春樹作品は読んだことない…なんて方は、こちらから読み始めみてはいかがでしょうか?「理解しようと頑張らずに、言葉と文章を楽しんでみて」と、中村さん。肩の力を抜いて、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
村上春樹ファン必見!素敵なイベントも盛りだくさん
実は村上春樹ファンである店主の中村さん。店内には、村上春樹さんに関わる商品が多数並びます。また、「村上春樹のブッククラブ」という名の読書会も定期的に行われているそう。幅広い年代の村上春樹ファンが集まり、作品について語らう魅力的な会です!興味のある方は、下記のURLをチェックしてくださいね。
http://snow-shoveling.jp/bookclub/index.html
風は涼しく、夜が長くなるこれからの季節は、ゆっくり読書をするのにぴったりです。じっくり楽しむ上質な1冊を、目利きの店主がセレクトした本から探してみてはいかがでしょうか?
また「村上春樹ブッククラブ」以外にも、さまざまなカルチャーに触れられるイベントも定期的に開催されています。「SNOW SHOVELING」でぜひ、素敵な実り秋を過ごしてくださいね。
◼︎SNOW SHOVELING
住所:東京都世田谷区深沢4-35-7 2F-C
TEL:03-6432-3468
営業時間:13〜19時
定休日:火、水曜
Text:中村佑衣(エフェクト)
●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。