普通の居酒屋に飽きたら!実験気分&白衣で盛り上がれるサイエンスバー
白衣を着て実験を行う知的な“リケジョ”の姿、文系女子なら一度は憧れたことがあるのでは?そんなリケジョになりきれるスポットが「science bar INCUBATOR(サイエンスバー インキュベータ)」。研究室のような非日常的な空間で、まるで実験するようにお酒を楽しめる、新感覚のバーです!
Summary
ここは本当にバー?まるで研究室みたいな本格的な空間がすごい!
店内に入ると、まず出迎えてくれるのが写真左上の何やら見たことのない実験器具。扉を開けた瞬間から徹底された世界観が広がっています!店内はカウンター席と奥にテーブル席が2つ。こぢんまりとした隠れ家的な佇まいです。
「サイエンスバー インキュベータ」では白衣の貸し出しも行っているので、あの憧れだった白衣を着ることだってできます。実はこちら、数万円もする高級白衣!安っぽくないつくりが余計にリアリティを増しますね。
お箸の代わりにピンセット!?お酒もグラスじゃなくて“アレ”で飲む!
あまりの本格的な世界観に、ついつい忘れてしまいそうになりますが、ここはバーなのでもちろんお通しもあります。出てきたのは、小さな試験管に入ったドライイチジク。
さらに衝撃的なのがでもそれより衝撃を受けたのは、お通しと出てきたピンセットとシャーレという実験器具のガラス皿。「サイエンスバー インキュベータ」では、これがお箸と小皿がわり。ピンセットで食べるなんて、斬新過ぎ!でも意外と食べやすいので、試せば感動しちゃうはず。
お酒もグラスではなく、ビーカーで出てきます。バーテンダーさんも、もちろん白衣。見慣れた「生ビール」(702円)を入れる動作もなんか実験みたいで新鮮です。
ここでしか飲めないカクテル「科研費」(918円)もオーダー。この一風変わった名前は「科研費」と呼ばれる研究者が使う助成金のことだそう。柑橘系のリキュールがベースになっているので、甘みが抑えられたすっきりとした味わいです。名前はシュールだけど、味はちゃんとおいしい!
普段グラスで飲むのと違って、何かすごいものを飲んでいる感覚に。カクテルを混ぜるのもマドラーではなくマドラーも薬さじで、を使うので、カクテルを混ぜるだけでも実験気分が高まりますを味わえます。
ビジュアルのインパクトがすごいのは「赤ワイン飲み比べセット」(1080円)。なんと試験管に入って出てきます!ワイングラスは小さなビーカー。さっきのビールとカクテルよりも、さらに実験っぽくて盛り上がるメニューかも!
店主がワインソムリエの資格を持っているので、味はお墨付き。こだわりのワインをいつもとは少し違う気分で堪能することができます。
おつまみもほしくなったので、人気の「アルコールランプ炙りセット 3種(スルメイカ・ほたて貝ひも・エイヒレ)盛り合わせ」(1296円)を注文。ご覧の通り、アルコールランプを使い、自分で炙って食べます。
しかも乾き物はそのままの大きさで出てくるので、切れ味抜群の解剖用ハサミを使って自分で切るという。医療モノのドラマとかでよく見るあのハサミです!なんだかドキドキしちゃいます。実験気分をで盛り上げがるだけじゃなく、炙りながらなのでカリッと香ばしく、温かいうちに食べることができるのでがシンプルにおいしい!
顕微鏡なんて何年ぶり?理科の授業を思い出してノスタルジックな気分
店内には顕微鏡も置いてあり、お願いすれば植物や動物の細胞などを覗かせてもらえます。こんなのバーで目にする光景ではありません…!
今回見せてもらったのは、カエルのひざの関節の骨。中を覗くとこーんな世界が広がっています!カエルの骨!?と最初は身がまえたけど、いざ見てみると意外にも(!?)すごくキレイ!顕微鏡を覗くなんて何年ぶり!?と理科の授業を思い出して、なんだかノスタルジックな気分にもなりました。
店内にある器具は、どれも実際に研究室で使われる本物ばかり。実は、店主は元研究者。そのため本物だけを置くということにもこだわっています。
「サイエンスバー インキュベータ」は、四谷三丁目駅から徒歩3分。普通の飲み会に飽きた人は、リケジョになりきって実験気分で盛り上がっちゃいましょう!
Text:伊藤香澄(vivace)
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