「二条城」から徒歩10分。癒しをくれるグリーンを探しに“植物の隠れ家”へ
世界遺産「二条城」から歩いて10分ほどのところの、御池通に面した建物と建物の間に、魅力的な4軒のお店が集まる素敵な空間があります。そのうちの1軒が、京都の植物好きやインテリア好きが足繁く通うお店「plants&antique cotoha(プランツアンドアンティーク コトハ)」です。
Summary
エントランスから期待が高まる、緑にあふれる空間
「二条城」の近く、観光客の流れから少し外れた静かな場所に「plants&antique cotoha」はあります。ぼんやりしていると見逃しそうなエントランスから奧へ。
敷地内には、カフェや生活雑貨、アンティークを扱う、個性的で魅力的な4軒のお店が集まっています。目指す「plants&antique cotoha」は、一番奧の入口から入って2階。
階段を登り扉を開けて、一歩店内に足を踏み入れた瞬間にあふれる緑と心地よい空気。多種多様な植物たちが息づいていて、ジャングルで宝探しをしているような気分になります。
とっても簡単に育てられる手のひらサイズの“パルダリウム”
室内で、熱帯雨林の小さな森を再現できる「パルダリウム」は、最近密かなブーム。「パルダリウム」の定義は、人やお店によって違いますが、「plants&antique cotoha」の「パルダリウム」は、霧吹きをかけて光を与えてあげるだけ。育てやすいように作られています。
LED植物育成ライトも販売されていますが、蛍光灯の明かりだけでも、必要な量の光を浴びればちゃんと成長するそうです。自宅の環境で、どうすれば植物をうまく育てられるか、お店の人に相談してみましょう。
大きなサイズになると迫力増!ミニチュアの動物を置けば、ジャングル感が増します。
植物は、心地よい部屋作りのバロメーター
店内にいると感じるのは、呼吸のしやすさ。取材時は連日真夏日が続いていましたが、エアコンをかけながらも、窓は開け放して、風通しをよくしてあります。
植物も人と同じで、じめじめとした暑さは苦手。環境が悪ければ、葉を閉じたり、葉先を変色させたりして不快のメッセージを発します。
植物が発するサインに気づけば、人の暮らしも快適で過ごしやすいものに。インテリアとしてだけではなくて、一緒に暮らす仲間として置けば、部屋を快適に保て、運気も上がりそうです。
初心者にもおすすめ。清潔なセラミックソイルで育てる植物
部屋にグリーンを飾りたいけど、管理が大変そう…という理由で諦めている人にオススメなのが、“セラミックソイル”で育てる植物。
土を使わないので、虫が発生する心配もほとんどなく、水をあげると色が変わるので、水やりのタイミングがわかりやすいんです。
霧吹きでスプレーするだけでいいエアープランツも、気軽に取り入れられます。流木と組み合わせれば飾れば、それだけでかっこいい空間に。
水やりの必要がないドライフラワーも人気。こちらは京都在住のステンドグラス作家、西冨なつきさんとのコラボ作品。
ステンドグラスといえば鮮やかな色の組み合わせが浮かびますが、植物を主役に仕立てるためにあえて透明のガラスにしているのだそう。
「plants&antique cotoha」では、珍しい植物よりも育てやすい植物に力を入れているそう。こまめに水をあげるのが面倒な人、過保護に手をかけてしまう人、性格によって育てやすい植物も違うそうですよ。深い知識をもったスタッフさんに相談しながら、グリーンのある生活を始めませんか。
text:小西尋子
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