山ガールにおすすめ!絶景登山温泉【温泉家・北出恭子のお悩み解決温泉vol.14】
普通に温泉へ行くのも楽しいけれど、過ごしやすくなってきた秋には登山と温泉をセットで楽しむのはいかがでしょうか?歩いてしか辿りつけない温泉は、入浴できた時の感動と気持ちよさはケタ違い!自然がいっぱいの中で癒されるだけではなく、同時に有酸素運動できるので食欲の秋にこそダイエットしたい女子に一石二鳥。比較的、初心者でも登りやすい絶景の登山温泉をご紹介します。
Summary
山々を眺めながら入れる絶景露天風呂が魅力の秘湯「三斗小屋温泉 煙草屋」(栃木県/那須塩原)
那須岳の中腹1465mに位置し、那須の秘湯といわれる「三斗小屋温泉」は、登山口からおよそ1時間30分で到着。アップダウンが少なく歩きやすい道が多いので、初心者にもおすすめです。「三斗小屋温泉」には現在2軒の山小屋がありますが絶景露天風呂のある「煙草屋旅館」をご紹介します。冬季は休業となるため紅葉のきれいな秋に是非行ってみてほしい温泉です。
こちらが絶景露天風呂。遠くに雄大な山々を見渡せ、大自然の音をBGMにのんびりとしたひと時を過ごせます。天気がよければ、美しい夕陽や満天の星空のもとたくさんの流れ星を見ながら贅沢に入浴できます。弱酸性の単純温泉なので、刺激が少なく肌に優しい泉質。赤ちゃんからご年配の方まで誰でも安心して入れる温泉です。他にも、内湯と専用風呂がありますが、すべて源泉が違うのでそれぞれの温泉の個性を入り比べてみるとより楽しいですよ。
九州で一番高所にある温泉。お肌がしっとりと潤うアンチエイジングの湯「法華院温泉」(大分県/竹田市)
九州一高い所にある法華院温泉は、1303mに位置します。四季折々の自然たちが楽しませてくれるので、一年中登山客に人気の高いスポットです。登山ルートは大きく分けて2つありますが、景色を楽しみながら初心者の方でも歩きやすい“雨ケ池ルート”がおすすめ。およそ2時間でお目当ての山荘に到着です。
泉質は、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム‐硫酸塩泉。硫化水素(硫黄)の香りがするとろんとした肌を包み込むような優しい湯は、お肌にハリや弾力を与え、しっとりとした潤い肌に導いてくれる、別名”アンチエイジングの湯”。青白く少し濁った湯には白と黒の湯の花が舞っています。1000mを超える場所にいるだけで血行がよくなり新陳代謝が活発になりやすいので、登山の運動効果と温泉作用のダブルパワーで美容にも健康にも◎な温泉です。
営業時間:日帰り入浴は9時30分~21時30分(受付は~21時)
料金:入浴大人500円、小学生未満無料。1泊2食付(寝具付)大人1名9500円~、子供(小学生以下)7000円~
標高2050m!日本最高所にある絶景野天風呂「本沢温泉 雲上の湯」(長野県/海尻)
本沢温泉も一年中登山ができる山にあります。春から秋にかけては危険な箇所も少なく、初心者向けで歩きやすい道で駐車場からおよそ2時間で到着。しかし、標高2000mを超える場所に位置するため、冬季登山は十二分な冬山装備が必須です。
この山には宿泊できる山小屋もあります。山小屋からさらに10分歩いた場所に日本最高所の絶景野天風呂が。酸性の硫化水素(硫黄)ガスをたっぷりと含んだお湯には、炭酸成分も少し含まれているため、ダブル効果で血行をよくし、溜まった登山の疲れも癒してくれます。
また、こちらでは2つのまったく違う泉質が楽しめるのも大きな魅力!内湯は、ナトリウム・カルシウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉。ミネラルをたっぷりと含んだ濃厚な茶褐色の湯は体を温めて肌をしっとりとさせてくれる美肌の湯。露天風呂に入ってから内湯に入る湯巡り順がおすすめです!
時間:時間はきまっていないが、日のあるうちに下山できるように。
料金:日帰り入浴は、野天風呂600円、内風呂(混雑時には宿泊者優先)800円、石楠花風呂(冬期のみ)700円、。1泊2食付 大人1名8700円~。
登山温泉へ行くには季節や天候に合わせた登山用の装備やルートの確認などしっかりとした事前準備が必須です。体力に自信がない人は、無理せず、時間にたっぷりと余裕を持っておきましょう。ケガのないように安全に楽しくチャレンジしてくださいね。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
お悩み解決温泉はまだまだたくさん!