ドラマも佳境へ!「志国高知 幕末維新博」で西郷さんの軌跡に出合う!
平成29年から2年に渡って開催されている「志国高知 幕末維新博」では、高知県内の25 会場で、幕末~明治維新をテーマにした多彩な企画を展開中!そして、坂本龍馬と同じく幕末ヒーローとして名高く、今話題のドラマでも盛り上がりを見せている西郷隆盛の資料も特別展などで公開されています。同博覧会は平成31年1月31日まで開催中です!
Summary
高知県立坂本龍馬記念館/高知市 龍馬と西郷の仲の良さが伺える「大笑いの手紙」
2018年4月に大型リニューアルを終えた、「志国高知 幕末維新博」のメイン会場でもある桂浜の坂本龍馬記念館。地元ならではの貴重な実物資料を多く収蔵し、龍馬直筆の手紙や愛用品などから彼の生涯や人柄を知ることができます。
京都で龍馬が襲われた「寺田屋事件」の際、西郷隆盛が助けに向かおうとしていたことが嬉しかったと書かれている龍馬の手紙です。事件について後日2人で大笑いしながら語ったとも記されており、「大笑いの手紙」ともよばれています。
すぐそばにはあの有名な坂本龍馬像もあるんです!
太平洋を望む雄々しい姿にしびれますね。ぜひ合わせて見にいってください。
高知県立坂本龍馬記念館
住所:高知県高知市浦戸城山830
電話:088-841-0001
料金:入館700円(企画展のない期間は490円)
営業時間:9~17時
定休日:無休
高知県立歴史民俗資料館/南国市 特別展で西郷隆盛の下駄や直筆資料を多数展示
原始から近代までの高知の歴史と文化を、民族資料や精巧なジオラマで紹介。土佐の名武将・長宗我部氏についての資料も多く、特に阿波中富川合戦時の本陣を再現したジオラマは迫力満点です!
なんと、西郷隆盛が本当に使用していた下駄を展示中! 生涯で2度、土佐に訪れたことがあるという西郷。この下駄は木屋という高知市内の豪商が西郷に献上したものと伝わっています。ほかに書状や日記など西郷直筆の資料も多数見られます。
高知県立歴史民俗資料館
住所:高知県南国市岡豊町八幡1099-1
電話:088-862-2211
料金:入館460円(企画展は別途)
営業時間:9~17時
定休日:無休
佐川町立青山文庫/佐川町 幕末に奔走したさまざまな偉人の書を一挙公開
土佐の下級武士・田中光顕(みつあき)が集めた志士たちの遺墨コレクションを中心に、坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太などの土佐藩士、薩摩をはじめとする幕末列強藩、幕府の資料を展示します。江戸中期ごろに造園された日本庭園・九如園(くにょえん)も見ものです。
西郷隆盛が書いた掛け軸です。力強い筆運びですが、西郷にしては珍しく、はっきりとした楷書体で書かれているのも特徴です。
佐川町立青山文庫
住所:高知県高岡郡佐川町甲1453-1
電話:0889-22-0348
料金:入館400円
営業時間:9~17時
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
三翠園/高知市 土佐藩主と西郷が会談した歴史的スポットへ
高知城下にある高知の名温泉旅館。敷地内には国の重要文化財に指定されている旧山内家下屋敷長屋を擁し、幕末ファンの観光スポットとしても知られています。西郷は実際にこの場所を訪れ、土佐藩主・山内容堂公と会談しました。
冬までロビーで催されている特別展では、西郷にまつわる資料、容堂公の掛軸のほか、高知と鹿児島の民芸品なども展示。庭園を望む窓には、会談が行われた物見亭と2人の肖像画がデザインされ、期間限定の撮影スポットになっています。
三翠園
住所:高知県高知市鷹匠町1-3-35
電話:088-822-0519
料金:見学無料
※ホテルロビーにて展示、宿泊客以外も見学可
text:8ビートフジタ
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