【村上萌が提案する30歳からの#週末野心vol.5】秋は渋めの秘湯へ出かけたい

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アメニティが充実していて、とにかく清潔で、施設の全てが至れり尽くせり…、そんな宿はもちろん心地がよくて好きだけど、大人になったからこそ、不便でも泉質を求めて旅をしたい、なんて思ったりも。少し肌寒くなって来て、温泉が恋しいこの季節。今回は東京から意外と近い、日光奥鬼怒にある、(かなり)渋い秘湯をご紹介します。

Summary

渋めのセレクトで遠くの秘湯へ

温泉好きのあいだでは有名な「奥鬼怒温泉ホテル加仁湯」。

たとえ車で行ったとしても一般車進入禁止の林道を通らなくてはいけないので、自力で宿まではたどり着けず、途中まで宿の送迎バスが迎えに来てくれるのを待つことになります。

他の宿泊者の方と集まって宴会場で食べる食事も、歩くとギシギシいう廊下も、一番景色のいいお風呂が混浴なことも、あらゆる環境を楽しめる人には、おすすめの宿。

温泉で、憧れのあのシーンを再現!

大きな声では言えませんが、飲みすぎなければ…という条件付きで、お風呂でいただける「お酒セット」(1800円)もあります。

実はこれ、私にとっては憧れのシーン。サザエさんのオープニングソングで、色々な観光名所を紹介するシーンがあるのですが、小さな頃、この中のひとつで、波平さんがお風呂で頭にタオルを乗せてこれをやってたんですよね…。

その頃から、大人になったらやりたいと思っていたことのひとつ。いつもの友達との会話も、一段と弾むひととき。

ちなみに「奥鬼怒温泉ホテル加仁湯」は、泉質が異なる5本の源泉をもっています。加湿・加水をいっさいしていない温泉に浸かると、大自然のパワーをそのまま感じられます。ちょっと冒険してみたいな、という方はぜひ。

*宿泊の場合は、1泊2食付(1室2名利用) 大人1名1万4190円~

情緒溢れる日光の町を散策

せっかく日光に行ったのなら、「日光東照宮」周辺も楽しんでみてください。

歴史ある街並みや、みんな大好きレモン牛乳に、三猿の人形焼。

明治時代、日本に滞在する外人たちがその歴史や文化に魅せられて、訪れたことから異国文化も混合されているのが日光のいいところ。

渋い夕飯を食べた翌日は、登録有形文化財にもなっている「西洋料理 明治の館」での洋食ランチがおすすめです。

一番人気は「オムレツライス」(1728円)だそうですが、肉料理、魚料理、カレー・パスタ料理などとにかくラインナップが豊富。ほかにも日光らしくゆばを使ったメニューなんかもいくつかあります。

こちらは「チーズケーキ(ニルバーナ)」(540円)。さすがデンマークの最高級チーズを使用しているだけあって、なめらかな舌ざわりで絶品でした。

帰り道のドライブのお供に日光コーヒーを。古民家珈琲スタンドの「日光珈琲 朱雀」では、「カフェラテ」(450円)をテイクアウトして癒され…。ちなみに、夏は日光の天然水で作ったかき氷目当てに訪れる人も多いそうで、またシーズンを変えて訪れたいお店です。

こちらは有名なクラシックホテル「日光金谷ホテル」。もし日光に連泊するのであれば、2日目はガラッと雰囲気を変えて、歴史あるホテルに泊まって、伝統的な朝食を食べるのも素敵ですよ。

*ホテル宿泊の場合は、1泊2食付(1室2名利用) 大人1名(スタンダード)2万3508円~、(デラックス)3万3552円~

東京からのアクセスもよく、あっという間に情緒ある旅が楽しめちゃう日光。次の週末のおでかけは、少し渋めのセレクトをしてみてはいかがでしょうか。

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