“蛇口から出る生原酒”は注文マスト!大正時代の酒蔵で食べる絶品焼き鳥

“蛇口から出る生原酒”は注文マスト!大正時代の酒蔵で食べる絶品焼き鳥

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古くは水上交通が発達し、今も京都と大阪を結ぶ交通の要所・中書島エリアは、良質な地下水が沸き出ることから、京都きっての酒どころ。そんな中書島エリアで超有名な飲食店が、絶品焼き鳥が食べられる「鳥せい本店」です。

Summary

昔ながらの風景が残る酒蔵の街並み

京阪電車中書島駅から湊川を渡り、観光舟の乗り場を通り過ぎて魚屋町通りを歩くと、日本酒“神聖”で有名な「山本本家」の直売所と「鳥せい本店」が見えてきます。

いつも順番待ちの人が道まであふれるほどの人気店ですが、予約の名前を書いておけばおよその待ち時間を教えてもらえるので、近辺を散策することもできます。

北隣にある駐車場の隅には、「山本本家」の日本酒の仕込み水“白菊水”が湧き出ていて、自由に汲めるようになっています。

近所の人はもちろん、この水をおみやげにする人も。「鳥せい本店」の待合い所にも冷えた“白菊水”を自由に飲めるサービスがありますよ。

大正の酒蔵を改装した店内

さっそく店内をご紹介。高い天井を見上げれば、酒蔵建築に特徴的な“つるぎ梁”や“垂木”を見ることができ、開放的な気分でゆったりとお酒と食事を楽しめます。

そんな広い店内でひときわ目を惹くのが、店内中央の大きなタンク。“蔵出し生原酒”の札が貼られたこのタンクには、隣にある「山本本家」の酒蔵から届いたばかりの生原酒がたっぷり仕込まれています。

蛇口をひねれば流れ出す原酒は、受け皿にまでなみなみと注がれます。

酒蔵プロデュースの日本酒を楽しむための焼き鳥店

この「鳥せい本店」は、酒蔵が、京都のおいしいお酒をもっと広く、気軽に楽しんでもらえるようにと始めた焼き鳥店。そのため、どの料理も日本酒に合うように作られています。

11月頃には、秋に収穫した新米を使った新酒「たれ口」が登場。熱処理などをする前の、搾ったままの原酒を汲みとっているため、芳醇な香りと綺麗な口当たり、瓶のなかで発酵を続ける酵母菌が出す微炭酸がたまりません。

蔵出し原酒 399円
蔵出し原酒 430円(税込)

この「たれ口」の酵母を濾過したものが「蔵出し原酒」で、こちらは年中作りたてをいただけます。

焼き鳥六串盛合せ 834円(※写真はイメージ)
焼き鳥六串盛合せ 900円(税込※写真はイメージ)

こちらは、宮崎の銘柄鶏、日南鶏を使った名代焼き鳥。先代から伝えられたレシピを受け継ぐタレには、日本酒がたっぷり使われています。

このタレの味を出せるのは、造り酒屋が運営しているからこそ。いつもはビール派の人も、この店ではぜひ、日本酒を飲んでみてください!

鴨ロース 834円
鴨ロース  900円(税込)

鴨肉を蒸したあと、特製のだしでさっと煮込んだ「鴨ロース」は、やや辛口の純米吟醸にあわせていかがでしょうか。

「鳥せい本店」の日本酒メニューには、それぞれの銘柄に合う料理がアテンドされています。それを参考にしてもいいですし、日本酒のソムリエ“唎酒師”もいらっしゃるので、オススメのお酒を聞いてみましょう。

昼15時までのとりラーメン 590円
昼15時までのとりラーメン 610円(税込)

シメにぜひ食べてみて欲しいのが、「とりらーめん」。鶏ガラや手羽先などを朝から煮込んだ白湯スープに、玉子不使用の生麺が。

こちらはランチの人気メニューですが、21時以降には「ミニとりラーメン(鴨ロース入り)」(460円、税込)として登場します。

いつ行っても大満足の「鳥せい本店」ですが、11月から冬にかけては新酒が続々登場。冬になるにつれて美味しくなるという蔵出し生原酒で、ほっこりほろ酔いしませんか。

Photo:中野貴裕
text:小西尋子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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