カカオ豆を自家焙煎。青い扉から香り広がるチョコレート専門店
阪急石橋駅から北に歩くと現れるかわいい外観の「Marc de Igushido(マールドゥイグチドウ)」は、小さなチョコレート専門店。生のカカオ豆をお店で焙煎し、手作りでひとつひとつ丁寧に作るチョコレートが評判です。挽きたての豆で淹れる香り高いコーヒーと一緒に、贅沢なひと時を楽しんで。
阪急石橋駅から徒歩7分、かわいい水色の外観が目印
駅周辺の賑わいから少し離れた住宅街にあるお店。水色の壁と、ブルーの扉のかわいい外観が目に飛び込んできます。店名は「マールドゥイグチドウ」ですが、お店に通う常連さんからは、「まーる」の愛称で呼ばれています。
お店に入ってすぐ出迎えてくれるのは、赤が印象的なロースター。お店の要のアイテムです。焙煎した途端、どんどん風味が落ちるといわれるコーヒー豆やカカオ豆。お店で自家焙煎することで、香り高く、風味豊かなコーヒーやチョコレートが楽しめるのだそう。
靴を脱いで2階に上がると、小さなくつろぎカフェスペースが。ここでは英会話カフェやライブが開催されるなど、地域の人の憩いの場所としても開かれています。
人と人や地域が繋がることを目的にカフェを開いたというオーナーの吉松さん。「カカオ豆から作るチョコレートワークショップ」は遠方からの参加があるほど人気だそう。チョコレート好きさんは、ぜひ一度参加してみては?
自然の風味を大切に手作りした特別なチョコレート
まーるのチョコレートは、カカオ豆を焙煎して、殻を剥いて砕き、「コンチングマシン」という機械を使って練り上げ、湯煎して成型…という一連の作業をすべて手作業で行います。「お客さんと話をしながら、殻を剥くのも私にとっては楽しい作業です」と吉松さん。
ミルクチョコのベースにナッツがのった「まぁるいチョコレート」や、チョコレートの風味や苦みがシンプルに味わえるカカオ85%使用の「シングルオリジン ガーナ」。ちょっと珍しい「赤山椒チョコレート」。パンチのある赤山椒と、ミルクチョコレートの相性を味わってみて。
コーヒーやチョコレートドリンクでほっとひと息
チョコレートと一緒に楽しみたいコーヒーは、「エチオピア」「インドネシア」などのスペシャルティコーヒーのほか、4種類のスペシャルティをブレンドした「まーるブレンド」があります。まろやかで、毎日飲みたくなる味わいのまーるブレンドは、いろいろなカップで提供されますが、うさぎの耳が取っ手になったカップはとってもキュート!
こちらもぜひ味わいたい、専門店ならではのチョコレートドリンク。お店特製のチョコレートクリームを使っています。プラス50円で塩キャラメルやマロン、ローズ、ショウガ、ラム酒など、好みの香りをプラスできるのも魅力。どれを選ぶか迷ってしまいます。
カカオ豆の苦みをしっかり感じるもの、まろやかな甘みが味わえるものなど、多彩な味わいのチョコレートを楽しめます。11月末~3月にはサクランボ「佐藤錦」をリキュールに漬けた「チェリーボンボン」も登場します。オーナーさんやお客さんとの交流も楽しみに、ぜひ訪れてみてくださいね。
Text:並河智子(ウエストプラン)
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