ついつい見とれちゃう美しさ!日本の発酵食から作る「五穀屋」の“玉羊羹”

ついつい見とれちゃう美しさ!日本の発酵食から作る「五穀屋」の“玉羊羹”

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色鮮やかでコロンとした丸いフォルムがかわいい玉羊羹。初めて見る人は「これが羊羹!?」と目が釘付けになりますが、戦前から日本で作られてきた羊羹の形なんです。作っているのは静岡に本店を構える和菓子店「五穀屋」。静岡銘菓「うなぎパイ」で有名な「春華堂」が手がける新ブランドです。

Summary

静岡の老舗和菓子店が手掛ける「五穀屋」の看板商品

今回うかがったのは東京にある「五穀屋 松屋銀座店」。和菓子店には珍しく、日本に昔から伝わる発酵食品や五穀を使った、体にやさしい食材をテーマにしています。

そんなお店の看板商品が、今回お目当ての「発酵さしすせそ羊羹 五季(いつき)」(5個入り1620円)。醤油やみそ、酢、酒、糀を使った玉羊羹です。パッケージはシンプルでとってもおしゃれ。桐製のふたを開けるとパッと華やかな玉羊羹が出てきてわくわくします!

風船を楊枝で刺してプチン!と刺してむくのが楽しい玉羊羹

玉羊羹は丸い形をしていますが、丸めたあんを寒天やきな粉で包んだ“あんこ玉”とは違い、羊羹を小さなゴム風船に詰めたもの。昭和初期に携帯できる栄養価の高い保存食として作られた、平成生まれには新しく、昭和生まれには懐かしいスタイルの羊羹です。

気になるのが食べ方。風船の閉じ口を手で持って楊枝で刺すだけ。まずは緑色の「抹茶塩糀」を割ってみると、つるんっと気持ちがいいくらい簡単にむけておもしろい!なんだかクセになりそうなくらい快感です。

2つに割ってみると、見た目はみずみずしい感じ。口に含むと抹茶の香りがふわっと広がり、甘さは控えめ、意外にむっちりしたのど越しです。一般的などっしり重たく甘~い羊羹とは違って、後味が軽やかでとっても食べやすい!

すべて日本の発酵食!抹茶塩糀、白みそ、醤油糀、酒、りんご酢の5種

「抹茶塩糀」のほかの味は、写真右から「醤油糀」と「白みそ」。こしあんに醤油糀を練りこんだ「醤油糀」はみたらしに似たやさしい甘じょっぱさ。糀のうまみと甘みがしょうゆの角をまろやかにするそうです。

「白みそ」は白あんに京都の西京みそを練りこんでいます。食べるとあんの味が先に立ち、あとで白みそがふわっと香る上品なおいしさ。

こちらは、写真手前から透明な「酒」と赤色の「りんご酢」。こちらはあんこが入っていない寒天菓子なので、正式には羊羹ではなく錦玉羹(きんぎょくかん)と呼ばれる和菓子です。

「酒」は富士山のふもとにある蔵元「富士正酒造」の辛口の日本酒を使っていて、後味で酒の香りがふんわり鼻に抜けていきます。「りんご酢」は酢の作用で甘さがまろやかになり、すっきりした後味。どちらもつるんとしていて、冷やして食べるのもおすすめ!

銀座はちみつを使った限定玉羊羹や、風味豊かな五穀せんべいも試して!

ほかに「五穀屋 松屋銀座店」でしか買えない「五季 銀座はちみつ」(3個入り・1296円、5個入り2160円)も注目!銀座のビルの屋上で養蜂を行う“銀座ミツバチプロジェクト”により、皇居や浜離宮の花々から蜜を集めて作った「銀座はちみつ」とのコラボ商品です。

春先に採れた香り豊かな「銀座はちみつ」に、九州の名酒「赤兎馬(せきとば)」の限定梅酒を忍ばせることで、うっとりするほど上品かつ豊潤なおいしさに仕上がっています。

こちらは幅広い年齢層から愛されている「五穀せんべい 山むすび」。左から時計回りに、爽やかな酸味の「梅かつお」(1枚140円)、香ばしい玄米の「玄米醤油」(1枚108円)、3種の麦ともちあわ、もちきび、ひえ、黒米を配合した「七福米塩」(1枚108円)。どれも香り豊かでサクサクした食感で、手が止まらなくなるおいしさです。

ちなみに「五穀屋」の本家「春華堂」は、もともと東海道の茶屋として始まった創業130年を越える和菓子店。「うなぎパイ」が有名すぎて、静岡県民でさえ「春華堂」が老舗の和菓子店だとは知らない人もいるそう。

“温故創心(おんこそうしん)”という「春華堂」の社訓のもと、日本のいい食材と職人の技術を、若い人たちにも伝えていきたいと誕生したのが「五穀屋」だったんです。そんな心意気が伝わってくる「五穀屋」の和菓子たち。気の利いた手土産としてもぴったりですよ!

Text&Photo:松本いく子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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