博多ラーメン おすすめ5選!替え玉10円も!?福岡で食べたい地元っこ人気店を食べ比べ
旅行中、食べたいものが多すぎて困ってしまうほど豊富な福岡グルメ。そのなかでも絶対はずせないのが博多ラーメンです。とんこつスープに細麺が特徴。こってり濃厚なイメージもあるようですが、さっぱり食べやすいものも多く、地元の人の日常にしっかりと根付いています。麺の固さや、替え玉など、博多ラーメンならではの食べ方にも個性アリ。地元っ子に人気の店をご紹介します。
Summary
【博多一幸舎総本店】低温調理のやわらかチャーシューが絶妙
元祖泡系(泡の立つ豚骨スープ)ラーメンとして知られ、国内・海外に55店舗を展開する「博多一幸舎」。2018年7月、博多駅から徒歩圏内に、全店を束ねる顔としてリニューアルオープンしたのがここ総本店です。
総本店では、通常店舗より1つ多い3つの羽釜で仕込んだスペシャルなスープを味わえるのが魅力。1の釜から2の釜、3の釜へと継ぎ足すことで豚骨の旨味をさらに引き出し、まろやかな味に仕上げています。
おすすめは味玉チャーシュー麺1080円。丼から豪快にあふれるチャーシューは迫力満点!豚肩ロースを低温調理でじっくり仕上げたチャーシューは、しっとりとしたレア感が漂うローストビーフのような味わいです。
店内に入ると、博多山笠の大きな切絵作品が目に飛び込みます。「ラーメンだけでなく“博多”を感じてほしい」という思いを込めた店内。波のような模様の壁面は、「麺」をイメージしています。
つるもち食感の麺は、スープが絡みやすいよう研鑽を重ね自社製造されたもの。テーブルには、「紙エプロンあります」という注意書きや、ヘアゴムも置かれていたりして、女子思いのサービスも嬉しいお店です。
【博多一双 博多駅東本店】カプチーノと呼ばれる泡系スープに技アリ!
博多駅筑紫口から徒歩6分。ビジネス街の一角に提灯が揺れる「博多一双 博多駅東本店」。平日は深夜まで客足が途切れることなく、休日ともなると50人以上の行列ができることもある人気店です。
スープは子豚の豚骨のみを使用。3つの寸胴鍋で一日中、火を止めることなく骨がボロボロになるまで煮込んでいます。豚骨の香りが効いた力強い味、なのに後味スッキリ。ほとんどの人がスープを飲み干してしまうのだそう。博多織の献上柄をデザインした丼も要チェックです。
スープの表面を覆うきめ細かな泡にも注目。大量の豚骨を高火力で長時間煮込むと自然と生まれるのがこの泡で、より麺にスープが絡みやすくなるのです。その美味しい泡はいつしか常連客に“カプチーノ”と呼ばれるように。
外から中が見えるガラス張りの店内は、木のぬくもりと白をベースにしたモダンな雰囲気。「三味線とラーメンは合う!」という店主のこだわりで、和楽器の軽快なBGMが流れる中、博多の味を満喫できます。
【博多三氣】なんと替え玉10円!野菜たっぷり女性にやさしいラーメン
九州自動車道太宰府IC、福岡都市高速水城IC近く。駐車場も完備しているのでドライブ途中に立ち寄りやすい立地です。店内に入ると、のれんや提灯など、博多の屋台で食べるラーメンをイメージさせる雰囲気。奥には座敷席もあり、ゆっくりくつろげます。
メニューはラーメンをはじめ、餃子や炒飯、お得なセットメニューなど豊富。なかでも女性に人気なのが、ちゃんぽんのようなラーメン、ラーチャン780円です。
豚骨スープをベースに、ボリュームたっぷりの野菜&魚介類を炒めたものをトッピング。野菜と魚介のエキスがラーメンスープと合わさって実に深みのある味わいです。野菜は成人男性が1日に必要な量と同じ360gも入っていて、1杯で栄養満点なんて嬉しいですね。
こだわりはやはり麺。ラーメンのために開発された品種「ラー麦」100%で作った自家製麺は、もっちりしてのびにくいのが特徴です。その美味しさをもっと知ってもらいたいと、替え玉は10円という驚きの安さで提供!ここはぜひ「替え玉1つ!」と注文しちゃいましょう。
【麺屋はし本】脂ゼロ。コラーゲンを含んだとろみのあるスープは美肌効果も!
福岡市の繁華街・天神から地下鉄で9分の室見駅から歩いてすぐ。「博多一幸舎」で修業を積んだ店主が、生まれ育った町で店を開きたいと2016年4月にオープンしたお店です。
トロリとクリーミーなスープのこだわりは、油を一切使っていないこと。また豚骨の中でも豚足を多めに配合することで、豚足のコラーゲンが溶け出し、自然なトロミが生まれるのです。一見濃厚ですが、実は脂ゼロ!しかもコラーゲンたっぷりだなんてお肌も喜びそう。
女性に人気の味玉ねぎラーメン850円は、特製タレにじっくり漬け込んだ玉子にネギ山盛り。チャーシューは脂身の少ないモモ肉を使用。満足感があるのにもたれない。どこまでもヘルシーな一杯です。
卓上にはゴマや白生姜などの薬味が並んでいるのでお好みで。なかでも人気なのが、しっかり炒めて特製調味した自家製辛子高菜。白ごはん150円をオーダーして、アツアツごはんにのっけて食べるのもおすすめ。100g250円で持ち帰りもOKなのでお土産にもぜひ。
広々とした店内は、おひとりさまの女性も気兼ねなく入ってきては、カウンター越しにスタッフと会話する姿が印象的。立ち上る湯気や麺切りの技を眺めながら、ゆっくりくつろげるお店です。
【元祖ラーメン 長浜家】屋台系ならここ。ワンコインでお釣りがくる王道ラーメン
長浜鮮魚市場近くの長浜エリアで、昭和の頃から博多の屋台ラーメン文化を作ってきた長浜ラーメン。たくさんのラーメン店がひしめき合う中、長浜通り沿いに「長浜家(ながはまけ)」と大きく書かれた看板が目印。なんと24時間営業です。
純豚骨のスープに細麺を合わせたあっさりシンプルな味わいは、毎日食べても飽きないと1日2回食べにくる地元の常連客もいるそう。
メニューはひとつ、ラーメン!だけですが、麺の固さや薬味で自分流の味を探すのがツウ。席に着いたら、麺の硬さ「ナマ・カタ・フツウ・ヤワ」、脂の量「ベタ・フツウ・ナシ」をお店の人に伝えると、「ベタナマ!」「ナシカタ!」などのオーダーが飛び交い、聞いているだけでも楽しくなります。
1分もしないうちにラーメンが運ばれてきたら、まずはそのままひと口。次に卓上にあるニンニクやゴマ、紅ショウガ、ラーメンタレなどを加えながら味の変化を楽しんでみましょう。
紅ショウガは博多屋台系ラーメンらしさを感じられる薬味。スープがほんのりピンクに染まります。 替え玉ならぬ、替肉もアリ!肉は豚モモ肉の薄切りを濃い目に味付け。スープの中でヒラヒラとなじませながら一緒にいただくと、気分はすっかり博多っ子です!
text:小松 千江子
photo:菅 祐介
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