看板猫のてぶくろちゃんに会いに行こう。元薬局の雑貨店で宝探し
熊本市西区横手の薬局をリノベーションして営業する「ひよこ雑貨店」。店内では看板猫の「てぶくろ」ちゃんがくつろいでいます。個性的でセンスのよい熊本のクリエイターが手作りした雑貨や、九州では入手困難な県外の作家が手掛ける商品が並べられた店内で、世界に一つだけの宝物を探してみましょう。
思い出の薬局をリノベーション!独特な世界観のかわいい雑貨店
熊本市電新町電停から徒歩約16分、井芹川のすぐ近くに位置する雑貨店。近隣の雑貨マニアたちが通い詰める小さなお店です。
オーナーの網野さんは無類の雑貨マニア。雑貨と服のコーディネートや、アイテムに秘められたストーリーを親切に説明してくれます。店内には網野さんが惚れこんだ熊本県内外のクリエイターが制作する雑貨が並べられ、ひとつひとつ見ているだけでも楽しい時間を過ごせそうです。
もともとここはオーナーの祖父母が営む「城西薬局」という調剤薬局でした。祖父母との思い出が詰まった薬局を改装し、2012年に雑貨店としてリニューアルオープンしました。
店内はレトロな薬局の雰囲気を残しつつ、おしゃれにリノベーションされています。レジの横には薬局で使われていた秤(はかり)や顕微鏡などがセンス良く飾られ、独特の世界観を演出。さらにかわいい看板猫の魅力もあって、足繁く通うファンも多いのだとか。
白黒ハチワレの看板猫てぶくろちゃんがかわいすぎる!
看板猫の名前は「てぶくろ」ちゃん。白黒のハチワレ柄と髭のような黒いぶちがチャームポイントのメス猫です。保護猫団体を経由して、オーナーの下にやってきました。
普段はオーナーの自宅で幸せに暮らすてぶくろちゃんですが、気まぐれに店内へ現れては看板猫として働いています。この日もディスプレイの裏に顔を突っ込んでいました。ふわふわのしっぽが何ともキュート。
看板猫てぶくろちゃんをモチーフにした雑貨も人気です。「ゆるゆるぬいぐるみ(1500円)」や、てぶくろちゃんの「カラダブローチ(1300円)」、「カンバッヂ(200円)」は入荷次第すぐに売り切れてしまうこともあるそう。訪れるゲストからも、「てぶちゃん」と呼ばれ親しまれています。
熊本や東京のクリエイターが作るオンリーワンの雑貨がいっぱい!
取り扱う雑貨は、熊本出身の作家が手掛けたものを中心に、東京・茨城・大阪・京都・福岡から集めているそう。こちらは熊本在住の2人組クリエイターのブランド「muu-moo-muu」が制作したORIGINAL BOWTIE(蝶ネクタイ3240円)。裏側にクリップが2つ付いていて、襟に挟むだけで簡単に装着できます。おしゃれな男性へのプレゼントや、ストールの留め具として使うこともできます。
店内には文房具やアパレル小物、アクセサリーなどの雑貨が揃っています。中でも東京や茨城から取り寄せた商品は、九州で実際に手に取って購入できる場所は限られているものもあるそう。こだわりの雑貨の中から、世界にただ一つだけの宝物を探してみましょう。
1月と8月の年2回、セールを開催するほか、毎年12月には個性的なブローチを集めた「12月のブローチ展」を企画しています。普段からお店に並ぶ「mojoca」「jouet」「有冨ナオコ」「Miko」「nill」「絵と木工のトリノコ」など各クリエイターのブローチや、ゲストを招いて特別な作品の販売も予定しているそう。詳細は公式HPやSNS、店頭のDMで告知されますので、チェックしてみてください。
text&photo:桑原由布
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