ひと口で笑顔に!秋の京都で食べたい、農家直送のフルーツジェラート
「京都女子大学」に続く坂道、通称“女坂”に、2017年にオープン、メディアでも話題の「ともみジェラーto」。人気の秘密は、店主のともみさんの、世界に向けて“日本のおいしい”を伝えたいという情熱にありました。
岐阜の人気ジェラート店が京都へ
「京都女子大学」へと続く“女坂”。この坂道を登った先にあるのが、果実よりも果実の味がすると評判の「ともみジェラーto」です。
もともと岐阜でジェラートのお店を営んでいた店主のともみさん。岐阜のおいしい食材を紹介したくて地産地消のジェラートを作っていましたが、あるとき一念発起して本場イタリアへ。
ジェラテリアで修行を積むうちに、日本の食材の素晴らしさを、ジェラートを通して世界に発信したいと思うようになったそうです。
そんな「ともみジェラーto」が大切にするのは、こだわり食材の生産者さん。春にはイチゴやそら豆、夏にはパイナップル、そして秋は柿や栗など、全国の農家さんに足を運び、ジェラートの材料となる食材を調達しています。
栗そのまま! 素材感たっぷりの絶品ジェラート
特に秋は収穫の季節。おいしいものが目白押しです。届いたばかりの栗のジェラートは、「なにこれ!」と思わず、声が漏れるほど、“栗”!
ふんわり栗の香り、あらごしの栗の粒の舌ざわり、まろやかな栗の風味が広がります。余計なものが入っていないのがよくわかるのが後味。食べた後にしばらく余韻が続きます。
秋はかぼちゃ、りんご、ラ・フランスなど、日替わりでさまざまなジェラートが登場します。毎朝作りたてですが、早起きして作っても、納得するできばえにならなければお店には出さないというこだわりぶり。
写真の「しなのピッコロ」のジェラートは、まだ試作段階。長野の大自然を感じる鮮烈なりんごの香りと、さわやかな風味がどのように変化するのか楽しみ!
取材日には、ほかにミルクや紫蘇(しそ)のジェラートも。鮮度のいい牛乳でしか作れないパスチャライズド製法(低温殺菌)で作られた風味たっぷりのミルクと、自然農法で作られた紫蘇が材料です。
ジェラート特有の粘りとやわらかな食感を出すために、紫蘇のジェラートには、モロヘイヤが入れられています。これこそ本当の無添加ジェラート!
笑顔がとってもキュートなともみさんをデザインしたパッケージも素敵です。
手土産にも喜ばれるはず
おいしいものを食べると、分かち合いたくなる人の顔が思わず浮かびますよね。「ともみジェラーto」のジェラートも、家族や友人に食べさせたくなること間違いなし!
持ち帰り用のパッケージもあるので、手土産にしてシェアできます。凍らせすぎずに、冷凍庫に入れたときは20分ほど冷蔵庫に入れ直してから食べるのがおすすめ。
生産者さんの思いまでギュッと詰まった天然無添加の凝縮ジェラート。農家直送の食材ばかりなので、旬の味を感じることができますよ。東山近辺におでかけの際は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
Photo:中野貴裕
text:小西尋子
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