鹿で有名な「奈良公園」は紅葉も見事!【Masaの関西カメラさんぽ12】
奈良といえば、世界遺産の「東大寺」や「春日大社」をはじめとする古都のイメージと、国の天然記念物にも指定されている鹿のイメージが強いのではないでしょうか。それら全ての奈良を体験できるのが、500万㎡以上の広さをもつ「奈良公園」です。季節ごとに楽しみはありますが、イチョウやモミジがたくさん楽しめる秋は格別ですよ。
Summary
黄色く染まるイチョウは、モミジとはまた違ったかわいさ
イチョウはモミジより早く、11月上旬頃から楽しめるところが多いです。
大仏池周りや、東大寺大仏殿周辺には、遠くから見ても黄色いエリアがあるので、すぐにわかるはず。鹿がフレームインなんかしてくると、もう最高ですよ。
落ち葉を見つけると、パッサーと落ち葉を上に向かって投げて写真を撮りたくなるのが常です。恥ずかしがらずにやってみると決定的な瞬間が撮れるかも!
自然に溶け込む鹿は、奈良ならでは。邪魔しないように観察を
「奈良公園」内では、たくさんの鹿の群れにも遭遇します。
特に子どもの鹿は、見ているだけで癒されますよ。近づくと逃げるので、できるだけ離れて見守ってあげたいところです。
好奇心旺盛な鹿は向こうから寄ってきます。そうです。鹿せんべいを求めています!「奈良公園」の鹿は礼儀正しいので、まず「ちょうだい」と言わんばかりに頭を下げてきます。鹿せんべいを持っていなければ、手を上に挙げると離れていってくれますよ。
色々な葉っぱが紅葉する秋、自然の作り出す色に感動
どんな葉っぱも紅葉する秋、モミジやイチョウが染まるのも綺麗ですが、赤や黄色や緑、いろいろな色が混ざっている木を見つけると心躍りますね。
もちろんモミジの木もたくさんあります。紅葉は桜と違って長い間、いろんな色が楽しめるのがいいところですよね。
夕方は、紅葉が何倍にも綺麗に見えるシャッターチャンス!
「関西カメラさんぽ」というタイトルなので、少し写真についてふれてみます。
写真は全てフィルムカメラで撮っているのですが、昔のレンズを使って逆光で撮ると、思いもしないような綺麗な写真が撮れたりするのです。おすすめですよ。
早朝や夕方の時間帯は、太陽が低い位置になり、横からの光になります。それがドラマチックにもなったりするので、写真を撮るのにはおすすめの時間帯ですね。
こちらは逆光を葉っぱで少しさえぎりながら撮っています。立体的で人が浮き上がっているようにも見えますよね。
一日の終わりは「若草山」からの景色がおすすめ
「若草山」の頂上までは、車で登ることができます。ここはよくウェディングの前撮りにも使われています。
鹿もたくさんいますが、一緒に写真を撮ろうと思うとやっぱり餌が必要なので、下で鹿せんべいを買っておくことをおすすめします。
「奈良公園」に行くと最後は「若草山」で締めたいもの。この時間帯から夜景の時間にかけては、刻々と景色が変わっていくので、ずっと見ていても飽きません。で、また奈良に来ようって思う場所なのです。
「奈良公園」は車でも電車でも交通の便はいいですが、紅葉の時期は、駐車場が昼前には満車になるところが多いので注意が必要です。
最寄りの近鉄奈良駅周辺には、町屋造りの「ならまち」エリアが広がり、おしゃれなお店もたくさんあるので、あわせて行ってみるのもおすすめですよ。
photo:西山雅彦(@masa_nikonist)
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