食べた翌朝、肌が違う!博多が誇る究極の美肌鍋「水炊き」4選
ヘルシーな鶏肉がメインで、野菜も大量に食べられる水炊きは、まさに美容食。各店それぞれに工夫を凝らして炊き上げるスープにも、うま味と一緒に鶏骨から溶け出たコラーゲンがたっぷり入っています。あっさりとした味わいのなかに、えも言われぬ滋味を併せもつ、福岡の必食ご当地グルメ「水炊き」の名店をまとめてご紹介!
Summary
【新三浦博多本店】品格にうっとり。大人女子が溺愛する老舗
創業以来108年続く、地元女子憧れの名店。まず味わいたいのが、創業時から毎日火を入れて継ぎ足してきたという味わい深いスープです。ベースとなるのは、前日に12時間かけて鶏ガラを炊き上げる豊かなスープと、新鮮な鶏のぶつ切りを炊いたあっさりスープ。2種をブレンドすることで、濃厚でいてさっぱりしたあと口が自慢の、コラーゲンたっぷりのスープが完成するのです。
柔らかさにこだわり、九州産の生後2カ月のオスの若鶏を使用します。朝引きの鶏をしっかり手間をかけて処理するため骨離れが抜群!骨つき鶏肉なのに、美しく食べる終えることができるんです。
ポン酢の素材となるカボスは、市場に出回る前の9月に仕入れたもの。皮の渋みが果肉に移る前にひとつひとつ手搾りしたカボス汁で仕込むポン酢は、酸味が過ぎない新鮮な味わい。「飲めるポン酢」と言われるゆえんです。
夜は7128円(税サ込)の「さくらコース」から。昼は「より多くの方に気軽に来て欲しい」という思いから4年前に始めた女性グループ限定「ゆりコース」が、3500円(税サ込)と手の届きやすい価格になっています。コースによってサイドメニューは変わりますが水炊き自体は同じもの。いつかは行ってみたいと思っていた方、お昼が狙い目です!
【博多味処水たき いろは 博多本店】大阪にも支店を持つ有名店の本店
1953年創業。佐賀県のふもと赤鶏を贅沢に使う水炊きと、すき焼きのお店です。スープに続いて鶏のブツ切りを味わったあとは、ツミレとお野菜を投入。すべて店員さんが仕切ってくれるのも、専門店ならではのおもてなし。席でツミレを丸める鮮やかな手つきに思わず、見惚れます。
鶏鍋と違い水炊きは、スープを味わうお料理。「いろは」では大量の鶏ガラをイオン水で5~6時間炊き上げ、丁寧にアク取りをした白濁スープを使用しています。もともと絶妙な量の塩が入っているので、自分で調整する必要はなく、鍋から注いだものを頂くだけ。
はじめはあっさり目の味わいだったスープが、ツミレや野菜を炊くことでどんどん変化してゆく過程が、水炊きの醍醐味です。
場所は、博多のど真ん中。博多座や、ライブ会場となるベイエリアにほど近く、多くの有名人が通うことは壁の大量のサインが証明しています。おいしい水炊きを食べながら、好きな有名人のサインを発見できたら、もうそれだけでハッピー!
【博多 なぎの木 西中洲離れ】一軒で全部済んじゃう!九州名物が一同に会す店
名店がしのぎを削る西中洲に、堂々と店舗を構える居酒屋。こちらの水炊きには、熊本のブランド鶏「天草大王」が登場します。天草大王は、昭和初期に絶滅した品種。その幻と言われた品種を、熊本県が10年がかりで復活させた、鶏肉界のフェニックス的存在なのです。
その絶妙な歯応えとコクを堪能しましょう。 独自のブレンドで7時間ほどじっくりと煮込んだ鶏ガラスープは、美しい白濁系。鶏肉、つくね、野菜の順で平らげたら、締めに五島うどんか雑炊が選べます。
水炊き以外にも、もつ鍋や明太子、博多一口餃子といった博多の郷土料理を提供しています。さらには、まだ透き通って見えるほど鮮度抜群の活きいかの姿造り、玄界灘の海鮮、胡麻さば、馬刺しなどなど、九州ならではの料理の数々も。ここ一軒で、九州の名物をまるっと制覇できてしまいます。
店内はシックな雰囲気ですが、高級店過ぎない居酒屋の空気に安心感を覚えます。専門店だと敷居が高い気がして緊張してしまうという人も、肩肘張らずに、本格水炊きを堪能できますよ。
【博多水たき濱田屋 本店】ランチも充実!お一人様水炊きも、思うまま
街中で昼から水炊きが楽しめる、貴重なお店。昼夜を問わずに本格的な水炊きのセットやコースが用意してもらえますが、一人でサクッとランチを済ませたいときには手軽な御膳がオススメです。御膳なら、お一人様でも大丈夫。博多駅から徒歩圏内なので、出張ついでに立寄るなんて使い方もできます。ランチタイムはゆっくりと15時まで食べられますよ。
濱田屋の水炊きの命は、高温で短時間で炊き上げる澄んだ透明スープ。コースにも御膳にも同じスープを提供しています。鶏肉には丸鳥で仕入れる生後90日の赤鶏を使用。特筆すべきはつみれ!軟骨入りのコリコリ食感に、思わずうっとり。
御膳の小鉢には、酢モツや唐揚げなどを用意。コロンと丸い唐揚げは、外側カリカリ、中身はジューシーで、これだけでも食べに来たいような一品です。
八女の蔵元・喜多屋のものをはじめ、九州の地酒や焼酎が揃い、酒飲み女子には至福の時間です。軽く昼飲みも楽しいですが、夜にまたゆっくり来たくなったり。夜の水炊きコースは3780円から。夜は馬刺しや一品料理も充実しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
Sponsored:デイリー・インフォメーション九州