いにしえの縁結びパワー!太宰府・竈門神社のお守りがハイセンスすぎる!
太宰府は宝満山の麓に鎮座する「宝満宮 竈門神社(ほうまんぐう かまどじんじゃ)」。太宰府天満宮よりもさらに古く、創建から1350年以上が経つ歴史のある神社です。木漏れ日が美しい境内は、まるで日本神話の世界に迷い込んだような静謐な雰囲気。石段を登りつめた先には、とびきりの絶景と縁結びの神様が待っています!
いにしえから崇められてきた縁結びパワーを取り込む!
玉依姫(たまよりひめ)を主祭神とし、古来、縁結びの神様として信仰を集めてきた「宝満宮 竈門神社(ほうまんぐう かまどじんじゃ)」。男女の良縁はもちろん、友人や師弟関係など「人と人」、さらには「人と仕事」といったあらゆる縁をつなぐ、ありがたい神社です。
拝殿で参拝を済ませたあとは、絵馬に願いを。ここは厄除け・方除けの神としての顔もあり、古くは最澄や空海をはじめ大陸へ渡る人々が、航海の無事と目的達成への願いを込めて宝満山に登ったといいます。縁結びだけでなく人生の新しい門出に訪れる人も多いそう。
境内には、目を閉じて2つの石の間を歩き通すことができれば恋が叶う「愛敬の岩」や、好きな人や大切な人との再会を祈ると望みが叶う「再会(さいかち)の木」などのパワースポットが点在。社務所では御朱印をもらうこともできます。
100年先にも古びない、美しい意匠を愛でる
2012年に新築された「お札お守り授与所」も、見どころのひとつ。こちらは、世界的なインテリアデザイナーのWonderwall片山正通氏が「百年後も愛され続ける建物」をコンセプトに手がけたもの。固定観念を突き破るシンプルで洗練されたデザインのなかに和の空気が凜と張りつめる、清々しい空間です。
ファッションの一部として身に着けられそうな、ハイセンスなお守りも多数ラインナップ。縁結びのお守りにと求める女子が後を絶たない「恋守り 結びの糸」は、手首に巻くも良し、バッグに付けるも良し。
いつも心が晴れ晴れとして穏やかな毎日を過ごしたい方に「てるてる晴れ守り」、紐の色と結び目によって意味合いが異なる「仕事結び守り」…。それぞれのお守りはただ美しいだけのものではなく、きちんと願意が込められています。オシャレでいて、ご利益もたっぷり。
境内で絶景巡り。11月には燃えるような紅葉も
お札お守り授与所の裏には、太宰府の町並みを遠望するビュースポット「展望舞台」が。背もたれがくるくる回る石製のスツールとベンチは、英国出身のプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソン氏が手がけた、実用と美しさを兼ね備えた作品。
ほかにも「末社 式部稲荷社」へと続く朱の鳥居の列、本殿奥のみごとな木立ちなど、境内は絶景のフルコース。銀杏や楓が色付く11月中旬から下旬にかけては、秋の紅葉&絶景も目を楽しませてくれます。
訪れる人すべてを神聖な空気で包み込んでくれる「宝満宮 竈門神社」。春の桜、秋の紅葉の時期には21時ごろまでライトアップも行われます。ぜひ夕暮れから訪れて、夜の紅葉散策を楽しんでみてはいかがでしょう。
text&photo:仁田茜
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