オトナ女子に一歩近づく。しっとり粋な日本料理で記念日ディナー
東京を代表するホテルのひとつ「ANAインターコンチネンタルホテル東京」は、格式高いレストランやバーがあることでも知られています。今回紹介するのは、同ホテル3階にある、日本料理「雲海」。美しく、フォトジェニックな会席料理と気品あふれる空間が迎えてくれます。
初めてでも入りやすい、オープンな雰囲気
海外からのゲストが行き交うホテルのロビーを抜け、エスカレーターで3階へ上ると、日本料理「雲海」の入口が目に入ります。風格を感じさせますが、オープンな造りとなっているので、初めての人も入りやすいはず。
よく手入れされた日本庭園に面した店内は、開放感と落ち着きが同居する空間。各所に骨董品や日本画といった、上質な装飾品も。身を置くだけで心身が磨かれそうな、洗練された日本料理店です。
旬の食材を最大限に楽しむ日本料理
日本料理「雲海」では、ディナーメニューとして、松花堂弁当や各種一品料理などを用意していますが、今回は先付から水菓子までの全9品が楽しめる会席料理「早雲」(1万3000円、税・サービス料別)を紹介します。
写真は、焼き茄子をかつおだしのゼリーで寄せ、カニと煮卵を添えたもの。みずみずしい焼き茄子に、だしが上品に香ります。
こちらの御椀は、ウニや松茸といった秋の味覚が凝縮された贅沢な一品。多くの食材が使われていますが、どれも豊かな風味を残していて、日本料理の妙が感じられます。
お造りの「つま」には、一般的に大根の千切りや大葉が使われることが多いですが、日本料理「雲海」では大根のほか、かぶや筍なども「つま」になるのだとか。
料理長の吉安健さんは、話します。「日本料理は、食材のおいしさを最大限に味わっていただく料理です。常識や形式にこだわるのではなく、その時々でもっともおいしいものを提供することに、重きを置いています」
このような理由から、1~2ヵ月に一度メニューをリニューアルするそう。「良い食材を仕入れたら、迷わずその日の料理に生かします。お客さまにも、そうした変化を楽しんでいただけたらうれしいですね」
季節の移ろいを楽しむ、大人の女性へ
「早雲」には、上記で紹介したメニューのほか、食前酒と合肴(あいざかな)、食事、水菓子がついています。充実した内容に、きっと満足するはず。
日が暮れると、庭園はライトアップされドラマチックな雰囲気に。
季節に寄り添うようにして作られた、日本料理「雲海」の会席料理。よく味わうことで、季節の移ろいを楽しむ心が育まれます。魅力あふれる大人の女性に、ぜひ足を運んでもらいたい場所です。
text、photo:緒方佳子
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